IT運用管理へのコストとリソースの浪費を削減！トータルソリューションで実現する「シンプル」＆「低コスト」な運用管理

複雑化したITをほどくには一元管理化が必要

　こうした課題を解決するには、根本的なIT運用フレームワークの見直しが必要と言える。全社に散らばるIT機器を調べてマシン内のOSやソフトウェア構成を把握し、セキュリティが最適な状態となっているかを確認する。適切でない状態が検知されればPCとしての「あるべき姿」に改め、継続的な監視下に置く。

　こうしたことは、説明するまでもなく本質的に連携しているのが分かる。バラバラなツールの導入は、管理者の手間を増やす原因でしかないのである。ツールを買っただけでは何の解決も実現しない。ツールの効果的な使い方を取りまとめた上での「運用」が、本当の問題解決には必要なのである。企業内の問題解決には、文字どおりの「ソリューション（解決策）」が必要だ。そして、そのキーワードは「一元管理」と、それを実現する「包括的（トータル）ソリューション」である。

最適なソリューションの選び方

システム全体の運用管理最適化を実現 ※画像クリックすると拡大します。

　とはいえ、どのような基準で包括的と言えるIT運用管理ソリューションを選べばいいのだろう。また、そのソリューションにはどのような製品・サービスがあるのだろうか。

　IT管理者の管理対象といえば、おおかたWindows搭載のクライアントPCと、Windows Server搭載サーバではないだろうか？　ならばWindowsを知り尽くしているベンダーによる運用管理のトータルソリューションが選択肢にあがるのは、当然のことだと言える。そのベンダーとは、もちろんマイクロソフトだ。

　構成管理にしても、資産管理にしても、ただ日々の状態を監視しているだけではない。変更もあればキャパシティに対して最適化しなくてはならない。トラブルが発生したらサポートサービスへの依頼も発生する。これらを一元的に行い、包括的なITライフサイクル基盤の構築を実現するものとして、マイクロソフトが提案しているのがMicrosoft System Centerファミリーなのである。