2000年問題

用語の解説

2000年問題とは

(ニセンネンモンダイ,西暦2000年問題,Y2K問題,Year 2000 problem,Y2K,)
2000年問題とは、西暦2000年1月1日に、コンピュータの動作に何らかの異常が発生する可能性が取り沙汰された問題のことである。
2000年問題では、世界中でシステムの見直しや対策が行われたこともあり、結果的には深刻な問題はほとんど発生することなく事態は収束した。 2000年問題の背景には、コンピュータが登場した当時はメモリ容量、表示、印字スペースの制限などがあり、年号は4桁でなく下2桁で管理しているプログラムが多かった点にある。 このようなシステムでは、1999年の次は2000年ではなく1900と扱われ、それによってプログラムが誤動作して重大な問題が発生すると言われていた。 また、2000年問題が発生しないシステムにも疑心暗鬼になり、混乱するケースもあった。 1999年末から2000年にかけては、安全策のため、飛行機の運行を停止したり、電気、ガス、銀行などのライフラインに関わるシステムに対しては、国を挙げて監視するなど、大きな社会問題となった。 なお、2036年にはコンピュータの時計調整機能(NTP)が時間計測機能のオーバーフローを起こすことによって機能不良になる可能性がある、という「2036年問題」も指摘されている。

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