プライベートクラウド

用語の解説

プライベートクラウドとは

(private cloud)
プライベートクラウドとは、企業が自社内でクラウドコンピューティングのシステムを構築し、企業内の部門やグループ会社などに対してクラウドサービスを提供する形態のことである。
クラウドコンピューティングでは、コンピュータを物理的に意識することなく、アプリケーションやサービス、コンピュータリソースが利用できる。 この利点を企業内で享受するための考え方が、プライベートクラウドであるといえる。 自社内のシステムでクラウドサービスを提供することで、コンピュータリソースを柔軟・迅速・効率的に、割り当てたり共有したりすることが期待できる。 また、クローズドなシステムとなるため、パブリックなクラウドサービスに比べて企業内のセキュリティポリシーの実現が図りやすいといった面も期待できる。 システム構築のイニシャルコストやランニングコストは従来どおり自社内の課題として残るが、運用管理の効率化が図れる。 プライベートクラウドの構築をソリューションとして提供している例としては、IBMが2009年3月に発表した「エンタープライズ・プライベート・クラウド」の構築支援などを挙げることができる。 なお、通常、クラウドコンピューティングと言った場合、インターネット上で提供されるパブリックなシステムを指す。 プライベートクラウドに対して、通常一般的なクラウドの環境を、特に「パブリッククラウド」と呼ぶこともある。

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