会計処理の負荷軽減と海外本社との連携性向上を実現〜事例でわかるMicrosoft Dynamics AXによる日本の商習慣への対応〜
日本版にローカライズされたMicrosoft Dynamics AX
Dynamics事業統括本部
パートナービジネス推進部
マネージャ 川崎 嘉久氏
Dynamics AXは標準で36カ国以上での導入実績と40以上の言語パックを持っており、現状ではかなり各国にローカライズ化されているツールといえる。しかしそれでも細かい部分まで完全に各国の商習慣にマッチングさせることは難しい。そこでアイ・ティ・フロンティアでは日本のビジネススタイルに合わせた帳票などを開発し、提供することにした。
「弊社ではDynamics AXを補完すべく、日本の商流に合った帳票のフォーマットを開発しました。この他、都度請求だけでなく締め請求のシステムなども同様に開発して組み込むなど、Dynamics AXの使い勝手のさらなる向上を実現しました」と安達氏は語る。こうした細かい部分の対応の良さがアイ・ティ・フロンティアの強みとなっているのだ。
マイクロソフトのDynamics事業統括本部 パートナービジネス推進部 マネージャの川崎嘉久氏も、こうした日本のビジネス事情に精通したパートナーと協力することでDynamics AXの機能を補完できるメリットについて、「細かい部分の要件をカバーしてもらえるパートナーさんは非常に心強く思っています」と語る。
第二営業本部
第三営業部
原田 亮氏
かくしてA社、B社におけるMicrosoft Dynamics AXによるERPシステムの導入は受注からわずか4ヶ月半(要件定義1ヶ月、構築3ヶ月半)でカットオーバーを向かえた。「導入後は両社間で起きていた二重帳票はゼロとなり、属人化していた業務プロセスはERPを使った共有化へと変化しています。当然、業務効率は大幅にアップし、ミスも激減しています。この部分だけみても今回のシステム導入の意義は大きかったといえるでしょう」と語るのは今回のプロジェクトで営業を担当したアイ・ティ・フロンティア 第二営業本部 第三営業部の原田亮氏だ。
国内の課題解決だけでなく、グローバルレベルでは勘定科目などのコード体系の一元化が果たせているため、これまでのように科目名と照らし合わせて手書きで再入力するといった煩わしさは存在しない。このように財務会計の視点でも業務の効率化は大きく進んでいるといえる。この事例はグループ企業間の課題、グローバル視点からの課題、いずれも高次元で解決へと導いた好例といえるだろう。
日本商流に合わせたアイ・ティ・フロンティア・テンプレート開発1【帳票テンプレート】
アイ・ティ・フロンティアでは日本商流に合わせたアイ・ティ・フロンティア・テンプレートを開発しMicrosoft Dynamics AXに組み込んでいる
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