ウェブサイト内検索が実現するお客様と企業の双方向のコミュニケーション 〜国内導入実績1350サーバのAccela BizSearch〜
エンタープライズ環境における検索の用途として、「サイト内検索」「社内情報検索」の2つに大きく分類できる。「サイト内検索」は企業のホームページ、ショッピングサイト、会員向け情報サービスなどで使われる検索である。一方、「社内情報検索」は企業内のイントラネット上にあるファイルサーバやグループウェアのコンテンツに対する検索である。日本におけるエンタープライズサーチの先駆者であり専業ベンダーであるアクセラテクノロジ株式会社については、これまでLotus Notesや大規模ストレージとの組合せによる「社内情報検索」用途で紹介されることが多かった。しかし、「最近になってサイト内検索用途での導入が増えている」と同社、代表取締役社長 進藤達也氏は語る。本稿では「サイト内検索」用途におけるエンタープライズサーチ注目の背景とその活用事例について紹介する。
増えるサイト内検索導入
代表取締役社長
博士(情報科学)
進藤 達也 氏
企業ウェブサイトがいかにお客様の目にとまるかが重要視されるようになり、Yahoo!やGoogleといったインターネット検索エンジンにおいて上位にランキングされるためのSEO対策や有料広告によるSEMへ投資する企業が増えている。
しかし、せっかくSEO/SEM に投資しても、サイト内に欲しい情報を見つけられなかったり、サイトのアクセス性が悪いとユーザーはすぐにサイトを離れてしまう。その結果、商品購入や 会員登録などサイト運営者が期待するアクションに結びつかず、せっかくの投資も無駄に終わってしまう。「サイト内検索はそのようなSEO/SEMへの投資対効果を高める役割を持っています。企業のウェブサイトに来ていただいたお客様を探している情報にダイレクトに導き、お客様のニーズとコンテンツのマッチングを実現することでコンバージョン率の向上に貢献します」と進藤氏は投資対効果向上の意味を説明する。企業ウェブサイトを店舗に喩えると、店舗までお客様を連れてくる宣伝広告の役割が「インターネット検索」なのに対して、店舗まで来ていただいたお客様に商品や情報を提供する店員役をするのが「サイト内検索」とも解釈できる。
検索履歴こそがニーズを探るキー
サイト内検索を導入する意義は、お客様にとって企業側の情報を引き出しやすくなるだけでなく、企業にとってもユーザーのニーズやニーズの変化を知ることができるようになる点にもあると進藤氏は語る。「検索履歴が重要なのです。検索履歴はお客様がそのサイトに何を求めているかそのものを表わすキーワード群であり、それを解析することで、ウェブサイトを改善したりビジネスそのものを改善するためのヒントが得られます。特に、検索履歴にはたくさん出現するキーワードでありながら、自社のサイトで検索ヒット数が0のものに注意を向ける必要があります」
この点を進藤氏の好きなワインのショッピングサイトを例に語る。「急に特定のワイン銘柄を探すキーワードが増えていることに店主が気付いたとしましょう。テレビ番組で有名人が紹介したことで人気が殺到したような場合におこります。そのようなときに、自社のサイトにおいて検索ヒットが0だったとすれば、早急にその銘柄を仕入れショッピングサイト上に公開することで売上拡大の機会を掴むことが可能となるのです」
以上のように、サイト内検索の活用により、ウェブサイトは、お客様のニーズと企業の情報をマッチングさせる双方向のコミュニケーションツールに進化可能なのである。
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