実はサーバより深刻なストレージ管理の現状 ストレージ管理の決定打ファイルストレージ仮想化製品「F5 ARX」

サーバ仮想化ブームの一方でファイルストレージの管理の問題が見落とされていないだろうか。ストレージに対する非効率な投資やその結果生じた運用・管理の負荷増大によって、今日もシステム管理者は会社で朝を迎える。

サーバ仮想化は花盛りだが……

 エンタープライズITは空前の仮想化ブームである。仮想化に関連したセミナーには参加者が大勢詰めかけ、仮想化をテーマにした記事や広告がメディアを賑わせている。ただ、そのほとんどがサーバ仮想化を論じたものだ。確かに、ITコストの8割が保守・運用に費やされ、ビジネスロジックの改善や新たなテクノロジーの導入といった戦略的なIT投資は2割程度に伸び悩む現状で、サーバの台数削減をはじめ、利用率の向上や迅速なアプリケーションの導入、コストの抑制といったメッセージは大変魅力的に伝わる。

 だが、ITインフラ全体を俯瞰してみると、スイッチやルータ、ロードバランサなどのネットワークインフラはますます複雑化し、データを格納するストレージインフラも肥大化し続けている分、しかし残念ながら、これらの保守・管理も問題や稼働コストはあまり論じられていない。サーバの仮想化と同時に、ネットワークやストレージの仮想化にも目を向けなければ仮想化のメリットは最大限生かせず、コスト削減効果も限定的なものになりかねない。

ファイルサーバの使用率は5割以下

 特に、ファイルストレージが抱える問題は深刻だ。業務で利用するファイルデータが重くなりつつある中、ファイルストレージの容量は、年間で平均50%〜70%も増加しているという。例えば、製造業における設計データなど重いファイルを多数扱う開発部のストレージが常に逼迫している一方で、WordやExcelが中心の営業部のストレージは空き容量が十分に残っているというアンバランスな状態になっており、開発部が営業部のストレージリソースを借りようとしても、アクセス管理が効いているため簡単には利用できないという不便さが放置されている。

 そのため、安価になったストレージを足りないところに次々に増設していった結果、ディスクの使用率が平準化されず、ファイルサーバ1台あたりの全容量に対する使用率は平均30%〜50%程度と無駄の多い投資となっている。

 また、より大きな問題は管理上の弊害である。安易に増設したストレージによって管理対象が増えるだけでなく、頻繁に発生するデータマイグレーションのため、ITサービスの停止が頻繁に起こるようになった。また、ディスクを増やすことでマウントポイント(ファイルシステムをディスクに組み込むためのディレクトリ)が複雑化し、バックアップ作業により多くの時間が費やされるなど、ストレージの運用・管理負荷の増大も招いている。

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http://japan.zdnet.com/extra/f5_200909/story/0,3800100590,20399384,00.htm
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