実はサーバより深刻なストレージ管理の現状 ストレージ管理の決定打ファイルストレージ仮想化製品「F5 ARX」
異機種混在環境に対応するARXのグローバルネームスペース
このように便利なグローバルネームスペースだが、この技術は主にストレージベンダーが活用している。古いシステムを新しいシステムに置き換える際のデータ移行サービスに提供されているが、自社のディスク製品同士でしか対応できないよう囲い込みの道具として使われることも多い。
ストレージベンダーではないF5ネットワークスのARXは、ベンダーの違いを問わず導入できるグローバルネームスペースを提供できるのが特長だ。そのため、Windowsのファイルサーバであれば、EMC、NetApp、HPなど異機種が混在した環境でも対応できる。リースアップした古いファイルサーバを、アーカイブで再利用することも可能になる。
このARXのグローバルネームスペースを導入することで、データマイグレーションのしやすさのみならず、複数のディスクの使用率が均等になるようデータの配置を分散し、使用率のばらつきをなくすことでストレージの投資効果を最大化させることや、階層管理(ティアリング)によるアクセス頻度やファイル種類による管理の自動化、さらには自動レプリケーションによるバックアップの簡素化などの多くのメリットを得られるようになる。
中堅・中小企業もストレージの仮想化に取り組むチャンス
また、ARXなら数十テラバイトといった巨大なストレージシステムばかりではなく、10テラバイト未満の中規模のファイルシステム環境でも十分コストメリットが得られるので、中堅・中小企業でもストレージの仮想化に取り組みやすくなっている。実際より広くストレージ仮想化を活用してもらえるよう、F5ネットワークスは2009年4月よりARXの定価を30%程度値下げする価格改定を実施。大企業の部門や支社・支店単位でも利用しやすくしている。
「データは今後も増え続け、ストレージも大容量化、高速化していくことが明らかで、管理者の努力だけで運用していくのはもはや限界に来ている」と指摘する武堂氏は、エンドユーザーの可用性に直結するストレージの仮想化にもっと注目して、運用管理環境を整えることの大切さを知って欲しいと願っている。
そして、こちらのF5ソリューションページでは、同じくストレージ問題に悩み、改革を成功させてきた多くの企業の足跡に触れることができる。一読の価値ありだ。
ホワイトペーパー
仮想化┃ARXのインテリジェントなファイル仮想化ソリューション
ファイルストレージ仮想化により、ファイル・データのアクセスや管理にまつわる制約を解消。企業の抱える課題と解決策をご紹介
コスト削減┃ARXソリューションのROI分析
ARXは既存のストレージリソースを仮想化することで、ストレージコスト削減、リソース使用の改善、ストレージ管理の簡素化を実現。ROI値を算出しコスト面のメリットを検証。
ITインフラ最適化【仮想化】┃運用管理コストの削減に効果
運用管理コストのオーバーヘッドとなっているITインフラの各部分(サーバ/ストレージ/ネットワーク)に注目し、それぞれに対しどのように仮想化技術を導入し運用できるのかを事例を交えてご紹介
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部