GMO-HS「iSLE(アイル)」がマネージドプランを提供開始　新たなビジネスモデル「＜コア＞マネージドサービス」

サービス内容を体系付けたマネージドサービスのメリット

　「iSLE（アイル）」では、運用サービスは専用サーバのオプションとしてユーザー企業が選択していた。しかしこの方式では、ユーザー企業も的確にサービスを選びきれないという問題があったという。

　「4月から提供しているフルマネージドサービスの場合には、要望や仕様をまとめるなど、いくつかのプロセスを経てからお客様へお渡ししています。しかし、今回の＜コア＞マネージドサービスでは、サービス内容を体系づけているため、ある程度のスピードをもって導入まで進めることが可能となりました。また、一次復旧まで入っているところがポイントで、この＜コア＞マネージドサービスをご利用いただければ、通常のウェブサーバやデータベース（DB）サーバで稼働するための要件はほとんど満たすことができます。さらに信頼性の高い環境のご要望があれば、コールドスタンバイやホットスタンバイなどをご利用いただく形となりますが、基本サービスの部分で7割以上のお客様の要求を満たすことができると考えています。現在われわれは都内に数カ所、また台湾にもデータセンターがありますが、あるセンターがダウンしたときに別のセンターに移行するという災害復旧対策（Disaster Recovery：DR）も今後の展開として視野に入れています。」（鈴木氏）。

＜コア＞マネージドサービス　メリット ※クリックすると拡大します。

　「iSLE（アイル）」のマネージドサービス内容は今後も拡大する予定だ。鈴木氏によれば、競合他社にはここまで体系づけられたメニューはないという。

　「もちろん、お客様からはサービス内容にないもののご要望も出てくることが予想されますので、今後も＜コア＞マネージドサービスの中で積極的にそのようなご要望に応えていくというのが、われわれのマネージドサービスのコンセプトです。」（鈴木氏）