Web 2.0 Summitで語られた未来の電気自動車

限りある石油資源を使わない電気自動車の開発が進んでいるが、ビジネスモデルとして展開するには莫大な投資が必要だ。米国で電気自動車に取り組むベンチャー2社の動きを紹介する。

文:Josh Lowensohn(CNET News.com)
翻訳校正:川村インターナショナル  2008年11月19日 08時00分

 両社にとって大きなハードルの1つが世界中の自動車産業を支配している成熟したビジネスモデルとの衝突だ。誰かが行動を起こす必要があった、とMusk氏は言う。特に急激な販売不振と多数の従業員のレイオフに直面しているときに、自動車の街デトロイトが自分たちで解決策を見いだすのを待つにはあまりに時間がかかりすぎるからだ。同氏は、Chevyが開発中のVoltハイブリッド車は出発点としては素晴らしいとしたが、イノベーションをさらに推し進める新たな発想を持ったTesla Motorsのような企業に参入の余地があると述べている。

 Agassi氏は、技術革新を隠さない自動車業界の慣習や、新しいものに古いシステムを組み合わせるという試みが、大きな問題として顕在化することを恐れている。「これでは、まさに、「オズボーン2」、つまり、将来の計画を公表した途端に今の製品が売れなくなる事態になってしまう。魔法のような新バッテリの話をいつも聞かされていれば、古いバッテリが載った新しいクルマなど誰も欲しがらないからね」

 古いにせよ新しいにせよ、バッテリは両社のビジョンにおいて、デトロイトだけではなく世界に欠落しているパズルのピースなのである

http://japan.zdnet.com/extra/green-enterprise/green-tech/story/0,3800089562,20383815,00.htm
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