NECでは、大規模基幹システムを データセンターに集約し、 クラウド活用を、自ら実践。

――もうひとつの柱であるITシステム改革とは?

龍野  ITシステムにおけるTCO削減は多くの企業が抱えている課題です。この課題を解消するために、サーバ統合や仮想化、省エネ対策などが叫ばれていますが、こうした対策だけではTCO削減にも限界があります。重要なのは部分的な対策だけではなく、業務プロセスの見直しも含めた全社レベルでの対策です。NECでは、まずグループ全体における業務プロセスのシンプル化を図り、これまでグループ各社で分散運用していた基幹システムのシンプル化と統合を可能にしました。その上で、統合化した共通基盤をNECの高信頼データセンターで集中運用します。グループ各社は従来のように個別の基幹システムを所有することなく、共通のサービスとして利用することで、ハードウェアやソフトウェアの導入、システム構築や運用など、さまざまな負担から解放されます。つまりこれが、いま話題の「持たざるIT」。いわゆる「エンタープライズクラウド」活用を実践することにより、NECグループ全体において、最大限のTCO削減効果を発揮できるのです。

――ITシステム改革におけるその他のポイントは?

龍野  今回のITシステム改革では、クラウド活用以外にも注目すべき点があります。それは、WindowsとSQL Serverの採用による低コストでの基幹システム構築です。『WindowsとSQL Serverで、そんな大規模基幹システムが、本当に実現できるのか』という、驚きの声もありましたが、マイクロソフト社と緊密な連携を図りながら高負荷テストなどを何度も繰り返し、グループ約15万人規模の基幹システムとしての堅牢性を確保しました。

――経営システム改革実践によって、お客さまへ伝えたいことは?

龍野  いちばん強調したいのは、NEC自らが試行錯誤しながら実践した経験と、そこから得られる実績とノウハウです。業務プロセス改革の効率的な進め方やITシステム改革における基幹システムの統合運用など、自らの実体験によって裏付けられたノウハウは、一般のコンサルティングに比べて確かな価値と説得力があります。お客さまに安心してご利用いただけるデータセンターや基幹システムのクラウド活用、またそれらを可能にするハードウェアやソフトウェア製品など、具体的な答をご提供できるのが、NECの何よりの強みです。

 自らの実践・実証から生まれたNECのノウハウや資産は、お客さまの経営システム改革にいますぐお役立ていただけると自負しています。

*本広告記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。

http://japan.zdnet.com/extra/nec_200909/story/0,3800100227,20398444,00.htm
クラウド実証リポート ザ・プロに聞く。NEC 龍野 康次郎
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第二弾:ITシステム改革編

経営システム改革の一環として、ITシステム改革を推進しているNEC。その注目ポイントは、グループ各社の基幹システムをデータセンターに統合したエンタープライズクラウド活用。いま話題のクラウドを自ら大規模システムとして活用するNECの取り組みをITシステム改革の責任者のひとりである富山 卓二に聞いた。

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