ラックマウントの汎用性をブレードシステムに再現 「Sun Bladeモジューラ・システム」

真にビジネスメリットをもたらすブレードシステム

 Sun Bladeモジューラ・システムにはデータセンターに最適化させた特長がいくつか存在する。その1つが、スイッチを本体に搭載しないI/Oトポロジ思想だ。一般的なブレードサーバは、個々にスイッチングレイヤを持つためネットワーク構成が複雑になり、データセンターのコアルータースイッチとサーバとをつなぐエッジスイッチとのマッチングによってトラブルが発生しやすくなる。

 一方、Sun Blade モジューラ・システムはNICやHBAをサーバ本体と独立して配置するため、それまで使っていた1Uサーバのネットワーク構成を変える必要はなく、そっくり付け替えることができるのである。

 また、特長の2つ目が、オープンで透過的なシステム管理アーキテクチャ。「他社のブレードサーバではブレード専用の管理ツールの使用が求められ、管理者は従来使用していたラックマウントサーバ用管理ツールとの使い分けを強いられている」と指摘する的場氏は、Sun Blade モジューラ・システムではOSに依存しない管理プロセッサ「Sun ILOM(Integrated Lights-Out Manager)」が個々のブレードとCMMに搭載され、サードパーティ製品も含めデータセンター内のどんなサーバでも一律に運用が可能であると説明する。

 Sun ILOMは、現在販売されているすべてのラックマウント型サーバにも搭載されており、リモートでの電源のオン/オフ、強制リセット、内部温度監視、消費電力監視などが可能なほか、ラックマウント型サーバと共通のIPMI 2.0、SNMP、Web GUI、DMTF SMASH CLIといった業界標準をサポートする。フォームファクタやアーキテクチャに依存しないシステム管理が実現できるという。

 そして、「ブレードサーバ導入は手段であって目的ではない」と語る的場氏は、消費電力の削減や管理の容易性など目的を持ってブレードサーバを選択すべきであり、手段であるはずの機能に惑わされて本来の目的を見失ってしまってはならないとも指摘する。

 今後、ラックマウントサーバからの置き換えが本格化する中、真にビジネスメリットをもたらすブレードサーバシステムを慎重に選んでもらいたい。

図3 Sun Bladeモジューラ・システムにおけるI/Oトポロジの考え方
図4 他社ブレードサーバシステムとSun Bladeモジューラ・システムにおけるサーバ監視方法の差異
http://japan.zdnet.com/extra/sun_openstorage_200906/story/0,3800098718,20394874,00.htm
ラックマウントの汎用性をブレードシステムに再現 「Sun Bladeモジューラ・システム」
ホワイトペーパー
ラック型の使い勝手をそのままにブレードで効率化

Sun Bladeモジューラ・システムは、ラックマウント型のキャパシティ/柔軟性 +ブレード型の効率を備えています。Sun Bladeモジューラシステムの詳細な機能と特徴を、導入事例を交えて紹介しています。

提供:サン・マイクロシステムズ株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部 sales-inq@aiasahi.jp