社外からシステムアクセスできれば会社に行けなくても仕事はできる

 インフルエンザに代表される感染症が社会に蔓延し警戒レベルが上がったとすると、真っ先に避けなくてはいけないのは「人の集まるところへ出かけていく」ということだ。会社や学校はもちろんのこと、公共交通機関や飲食施設、商業施設を利用することもできなくなる。そうなると、自家用車かタクシー などを使ってパンデミック圏外へ避難するか、自宅におとなしくこもる以外に選択肢がなくなってしまう。いずれにせよ、オフィスワーカーは会社のビジネスリソースをまったく利用できないという状況に陥ってしまう。

 しかし、これは逆に考えると、会社のビジネスリソースを社外から利用できるようにさえすれば、会社にいなくてもある程度の業務は進められることを意味する。ビジネスリソースの主たるものは情報システムという今日、ここへのアクセスを可能にすることが、事業継続計画上の大きなポイントとなるのだ。

 「そんな、社外からのアクセスなんてセキュリティ上許すことができない」と、身構えるかもしれない。しかし、サン・マイクロシステムズのSun VDI 仮想デスクトップ・ソリューションなら、この一見相反するニーズをどちらも満たすことができる。

“どこでもオフィス”を実現する Sun VDI 仮想デスクトップ・ソリューション

 ここでいうVDIとは、Virtual Desktop Infrastructureを意味しており、具体的にはソフトウェアで実現するデスクトップ環境の仮想化のことだ。デスクトップ環境をサーバ上で実行することにより、ネットワーク上のクライアント端末から、「より安全に」、「より軽快に」、「より多くの種類のクライアント端末から」アクセスすることが可能になる。

 大きく2つの実現手法があり、ひとつは、Sun Ray シンクライアントという専用端末によるソリューション、もうひとつはWebブラウザを利用したWebtop方式によるSun Secure Global Desktopである。

 前者は、モニター・キーボード一体型、セットトップボックス型など様々なバリエーションがある。ICカード認証が可能であるため、その専用端末がどこにあってもICカードを挿入してログインすれば、それを使い慣れた自分のデスクトップマシンとして利用できるという利点がある。

 後者は、IE、Firefox、Safariなど主要なWebブラウザとJava Runtimeが搭載されているPCとネットワーク環境さえあれば、自宅や外出先を問わずどこからでも会社のビジネスリソースにアクセスすることができ、PCのOSも、Solaris、Windows、Macintosh、Linuxに対応している。

 もちろん、Sun Ray シンクライアントはVPN通信とデータ暗号化、Secure Global Desktopでもデータ暗号化を実現しており、セキュリティ面を十分に考慮している。通信帯域としては、シンクライアントで平均300kbps、Webtop方式で平均256kbps確保できれば、快適に利用することができる。

 しかも、このソリューションでは、Sun Ray シンクライアントとSecure Global Desktopを連携させて動かすこともできる。Sun Virtual Display Connectorというミドルウェアを利用し、相互の環境を連携させることができる。会社ではシンクライアント、社外では個人のPCと、異なるハードウェアを利用しつつ、システム上はまったく同じ環境で業務を進めるということが可能になるのだ。この場合は、社外の環境ではICカード認証を行わずに、ID・パスワードで本人認証を行うことになるが、ICカードリーダー及び連携ソフトウェアを加えた運用も可能だ。

「PandemicSolution(Sun Microsystems)」 のバックナンバー

http://japan.zdnet.com/extra/sun_pandemic_200906/story/0,3800098696,20394861,00.htm
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