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第5回:低消費電力と高負荷環境での耐久性が導入の決め手〜UltraSPARC T1、T2プロセッサに見るCPUの進むべき未来〜

第5回:低消費電力と高負荷環境での耐久性が導入の決め手
〜UltraSPARC T1、T2プロセッサに見るCPUの進むべき未来〜

機能、性能がさらに向上したUltraSPARC T2への期待

サン・マイクロシステムズ株式会社 システム技術統括本部 第1システム技術本部 システム エンジニア 河原一哉 氏 サン・マイクロシステムズ株式会社
システム技術統括本部
第1システム技術本部
システム エンジニア
河原一哉 氏

 現在、シーエー・モバイルは従来のIAサーバを並行して利用しつつも、すでにT1000サーバとT2000サーバを合計で約70台導入している。今後の導入計画はどのようなものなのだろうか。

 「T1000サーバを導入して利用してきた結果、パフォーマンスと低消費電力のメリットは十分に確認できました。今後は順次IAサーバをSun SPARC Enterpriseサーバにリプレースしていく予定です。また、より性能が向上したUltraSPARC T2プロセッサも登場し、パフォーマンスはさらに向上していますので、今後はそちらを導入していくことになると思います。パフォーマンスの点だけでなく、従来の環境との互換性があると聞いていますので、T1000サーバで構築した環境をそのまま利用でき、機種を変更しても環境構築のやり直し不要という点もメリットですね」と根立氏は今後の導入予定を語る。

 「現状でもT1000サーバの低消費電力と高いパフォーマンスはサーバの集約や運用コストの軽減に大きく役立っています。今後、パフォーマンスが向上することで、より大量のトラフィックを処理でき、サーバの集約をもっと進めることができると期待しています」(根立氏)

 UltraSPARC T2プロセッサに関して、堀口氏は「T2で特に強化されたのは次の3点です。まずは『基本性能』、そして『機能拡張』、さらに『仮想化テクノロジ』の充実です」と説明する。

 基本性能では、各コアで処理できるスレッド数が2倍になり、プロセッサ全体で64スレッドの同時処理が可能となった。また、T1プロセッサでは浮動小数点演算ユニットがプロセッサ全体で1個しかなく、各コアで共有されていた点を改め、すべてのコアに浮動小数点演算ユニットを搭載。これにより、浮動小数点演算能力面におけるウィークポイントも克服された。

 機能拡張では、プロセッサ内にさまざまな周辺回路を内蔵している。具体的には、10Gイーサネットコントローラを2個、暗号化アルゴリズムユニットを各コアに1個、さらにPCI Expressコントローラも内蔵している。「あとはメモリ、画面表示回路周りの機能、ストレージコントローラをT2プロセッサ内蔵のPCI Expressコントローラに接続すれば1台のコンピュータができてしまいますね(笑)」と堀口氏が言うように、システム設計のシンプル化が実現している。

 

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