クライアントPCにかかわるTCOを30%削減 日立製作所の新クライアントブレード FLORA bd500

[PR]企業の情報システム部門には常にコスト削減圧力がかけられている。「100年に一度」ともいわれる現在の経済状況では、なおさらのことだ。コスト削減対象として指摘できるのが、クライアントPCの運用管理コストの大きさである。そうした背景から、当初は情報セキュリティ向上対策として注目されたシン・クライアントが、いわゆるTCO(Total Cost of Ownership)削減の一環としても期待されるようになっている。

省電力できめ細かな設計

 FLORA bd500にはこうした高集積化に留まらず、さらにいくつかの大きな特長がある。そのひとつが可用性の向上だ。電源ユニットやシステムファンユニットを冗長化し、また障害を起こしたユニットをホットスワップで交換することが可能となった。

 省電力設計も大きな特長だ。FLORA bd500は、クライアントモジュールの稼働台数に合わせてシャーシ当たり5台ある電源ユニットの稼働台数を制御する。たとえば、夜間などクライアントモジュールの稼働台数が少ない場合は電源ユニットの稼働台数もそれに合わせて少なくする。あるいはすべてのクライアントモジュールの温度をモニターし、温度に応じて冷却ファンの回転を制御する。こうしたきめ細かい設計によって、FLORA bd500では消費電力をFLORA bd100(X6モデル)比で約20%削減することに成功している。

FLORA bd500:省電力

 また、省電力運用ソフトのSAVINGDA Proを導入することで、夜間や休日などのPC不使用時のつけっぱなしを防ぐことができ、FLORA bd500自体の省電力設計とあいまって、従来のデスクトップPCに比べると消費電力の65%削減が可能である。(2005年発売の同社「FLORA 350W DE7」と、「FLORA bd500」および同社セキュリティPC「FLORA Se330 BU1」を組み合わせたシステムの比較)

 インテル® Core2 Duoプロセッサーを核とする、このFLORA bd500によって、日立はクライアントブレードの分野では業界最高水準の高集積化、冗長化、省電力化を提供できるようになった。

 このように、日立のFLORA bd500とセキュアクライアントソリューション「統合型」は、高いセキュリティや柔軟なワークスタイルといったメリットをもたらす。統合型を導入することでユーザーは、自分が使いたいアプリケーションについてほとんど制約を受けることがなく利用することができる。同時に、システム管理者にとっては、管理コストやメンテナンスの負担を最小化したシステムで運用することができる。つまり、FLORA bd500はユーザーと管理者の双方に今までよりも大きな自由をもたらすものとなっているのである。

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