ITリソースと運用業務の効率化が強化されたJP1 V9.1
ITリソース管理をエージェントレスで実現
JP1 V9.1の「ITリソースの効率化」では、運用サイクル全般にわたりITリソースを一元管理することによりコストの最適化を支援している。これは、昨年リリースのJP1 Version 9で実現した「プール化によるITリソースの効率的な利用」から一歩進んだ機能強化となる。
これまでの一般的なITリソース管理は、利用部門にITリソースを割り当てる場合、どのサーバのITリソースが空いているかを手作業で検索し、仮想環境管理ツールで割り当てと設定/配備を行い、運用管理ツールで利用実態の把握と次の割り当てに向けた最適化を行うというものだった。このように、手作業や複数のツールを駆使する従来の運用では、管理者の負担が大きい。
そこでJP1 V9.1では、ITリソースプールの一元管理を実現する新製品「JP1/ITRM(JP1/IT Resource Management)」を提供。エージェントを導入することなく、空いているITリソースの検索、割り当てや設定/配備、利用実績の把握、最適化までの一連の流れをワンストップで実現する。また、過去の利用実績と今後の利用計画に基づいて、中長期にわたりITリソースを最適化を支援する機能も搭載。ITリソース管理者の負担を大幅に軽減することができる。さらに、様々な混在環境でのオペレーションを統一。Windows®、Linux®、UNIX®などのOSに対応するほか、仮想/非仮想化運用の混在環境もサポートしている。

システム構成情報を自動検出し可視化
またJP1 V9.1では、システム構成の可視化と構成変更時の影響分析を行う新製品「JP1/IM - UCMDB(JP1/Integrated Management - Universal CMDB)」を提供。システム構成情報をエージェントレスで自動的に検出し、可視化することで、ハードウェアやソフトウェアの構成を変更した場合の影響範囲を容易に把握することが可能。変更履歴を管理することもできる。

さらに、JP1/IM - UCMDBでは、JP1らしい機能として、システムの構成変更がジョブネットにどのような影響を及ぼすかを事前に把握することもできるので、システム構成変更やメンテナンスにおいて有効な機能となる。
次頁では、JP1 V9.1の「運用業務の効率化」における新機能を紹介する。
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