ITリソースと運用業務の効率化が強化されたJP1 V9.1

利用部門も含めた運用業務の最適化

 JP1 V9.1の「運用業務の効率化」では、前バージョンの運用管理部門における業務の効率化に加え、利用部門も含めた運用業務の効率化を支援する機能が強化されている。

 冒頭でも紹介したとおりサーバ仮想化のメリットは、部門ごとにサイロ化されていた物理サーバをデータセンターに統合し、さらに1台の物理サーバ上で複数の仮想サーバを管理することで、ハードウェアの集約を実現することだ。これにより、1人の管理者が複数のサーバを管理することが可能になり、管理の効率化が実現できる。

 しかしその一方で、これまで1対1だった管理部門と利用部門の関係が、1つの管理部門に対し、複数の利用部門という関係になることから、利用部門の要求に管理部門が迅速に対応できない事態も考えられる。

 このように、仮想化による利用部門へのサービスレベルの低下を防ぐことを目的に、JP1 V9.1では、利用部門がジョブを直接操作することを可能にする新製品「JP1/AJS3 - UJO (JP1/Automatic Job Management System 3 - User Job Operation)」を提供。運用部門だけでなく、利用部門も含めた運用業務の効率化を支援している。

 JP1/AJS3 - UJOの最大の特長は、利用部門の業務担当者にとって親しみやすく分かりやすい操作画面を採用したことだ。これまで運用管理を行っていなかった業務担当者でも簡単に操作できるように工夫されている。

 JP1/AJS3 -UJOでは、業務担当者が通常業務で使っている言葉で、ジョブの予約確認や業務実行、業務監視、結果確認などの機能を利用できる。また、監視アイコンをデスクトップに貼り付けて、ジョブを監視することも可能だ。

業務担当者にも使いやすい操作画面 図4:業務担当者にも使いやすい操作画面

 次頁では、仮想環境で有効となるJP1 V9.1の機能について紹介する。

ホワイトペーパー

http://japan.zdnet.com/extra/hitachi_jp1_201006/story/0,3800106757,20414781,00.htm
ITリソースと運用業務の効率化が強化されたJP1 V9.1
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