CO2と電力コスト削減と仮想化の集約効率向上を同時に実現する「HP ProLiant サーバーG6」

ITが消費する電力コストの増大が問題となっている現在、CO₂削減対策と合わせて企業はどのような手を打てばよいのだろうか。この問題に対する最適なソリューションを、HP ProLiantサーバーの最新機種によって得られるメリットを中心に探ってみよう。

インテル® Xeon® プロセッサー 5500番台を搭載した
第6世代のHP ProLiantサーバー

日本ヒューレット・パッカード株式会社
エンタープライズ ストレージ・サーバ事業統括
ISSビジネス本部
サーバプロダクト・マーケティング部
木村 剛 氏

　昨今、多くの企業で課題になっているのは、「電力コストの削減」と、「サーバーの仮想化や運用・管理の効率化」であり、この流れはますます加速している。本稿では、これらの企業の課題への最適解とも言える、 日本ヒューレット・パッカード株式会社（以下、日本HP）が提供するインテル® Xeon® プロセッサー 5500番台搭載のHP ProLiant サーバー Generation 6（以下、HP ProLiant サーバーG6）の機能がユーザーにどのようなメリットをもたらすのか、その詳細を紹介しよう。特に、省電力機能によるCO₂や電力コストの削減、仮想化環境における優位性、そしてさらに、これらの課題に対するソリューションとしてより効果的なブレードサーバーについてレポートする。

　HP ProLiantサーバーG6では、無駄な電力消費を抑える綿密な制御機能が多数搭載されている。また、ブレードサーバーでは仮想サーバーの集約度を高める工夫も実装されている。 これらの内容を同社 エンタープライズ ストレージ・サーバ事業統括 ISSビジネス本部 サーバプロダクト・マーケティング部の木村剛氏に伺った。

電力コスト削減、仮想化環境効率化対策として、
最も優れているHP ProLiantサーバーG6

　「どのような経済状況下であっても、企業は常にコスト削減への努力を続けています。企業経営に不可欠なITに関しても、導入コストや運用・管理コストの低減は常に要求されており、昨今では、IT自体の電力コストの削減も必要とされています。経済産業省が発表しているデータでも、社会全体の電力消費量は2025年には2400億kWhに達する見通しで、2006年時点での470億kWhの実に5倍です。 企業が消費電力の削減に取り組むことは、電気料金を抑える効果に加え、CO₂削減という企業に求められる社会的責任への対応にもつながっているのです」と話す木村氏は、「ITのエコ」と「ITによるエコ」は、両輪となって動くものであることを強調する。

　IT全体で使われる電力のうち、IT機器自体の電力消費は約50％でしかない。グリーンITを推進する団体「the green grid」のデータでも、IT設備とPDU、UPSの電力消費の合計は53％。残りの約50％は、IT機器の維持に使われる空調や照明などの設備によるもの。つまり、電力コストの問題は、本体の消費電力を下げるだけではなく、空調などに必要となる電力を削減する対応が必要になるのだ。こうした課題解決に最適な機能を有しているサーバーこそが、 日本HPの提供するインテル® Xeon® プロセッサー5500番台搭載のHP ProLiantサーバーG6だ。 タワー型4機種、ラック型10機種、ブレード型3機種という豊富なラインアップ（※2009年10月1日現在）で企業のあらゆるニーズに応えている。

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　次ページでは日本HPのサーバーだけが搭載する、独自の省電力機能などを紹介しよう。