CO2と電力コスト削減と仮想化の集約効率向上を同時に実現する「HP ProLiant サーバーG6」

最大32個のセンサーを搭載し、きめ細かなファン制御を行って消費電力の最適化

 HP ProLiantサーバーG6にはHPの独自機能である「Smartセンサー」と「パワーレギュレーター」、「動的消費電力上限(ダイナミック・パワー・キャッピング)」が採用されている。最大32個まで搭載されるSmartセンサーはマシン内部の温度を監視し、ファンの動作を制御するものだ。

 「多数のセンサーを用いることをHPでは『Sea of Sensor』と表現しています。一般的にはマシン内部の温度が上昇すると、すべてのファンを回して排熱します。しかしこの方法では発熱部位に関係ないファンも動作しますので、電力が無駄になります 。HP ProLiantサーバーG6では、マシン内に配置された多数のSmartセンサーによって温度上昇の部位が特定されます。そしてその部位に関係するファンのみを回し、不要なファンは回しませんので電力消費を削減できるのです 。筐体の中は、まさしく『センサーの海』 なのです」(木村氏)

電力消費を精密に管理するHP独自機能

 プロセッサーの電力消費をコントロールする2つの機能にも注目したい。「パワーレギュレーター」は、プロセッサー負荷を監視し続けるもので、プロセッサー周りの電力消費を細かく設定できる。たとえば低負荷時にクロック数を下げるといったことができ、しかもBIOSから制御するので動作も速い。また、「ダイナミック・パワー・キャッピング」は電力消費が上限を超えないようにする機能だ。これはサーバーが消費する電力の上限をあらかじめ設定しておき、上限を超える場合はプロセッサーのクロック数を下げて電力消費を抑制するというもの。これらの機能によって、電力消費が精密にコントロールできるのである。

 HP ProLiantサーバーG6が搭載するインテル® Xeon® プロセッサー5500番台は、従来のプロセッサーと比べて格段の電力消費低減を実現している。前モデルで実現したリーク電流の削減をより一層強化して省電力性を向上。特にアイドル時では最大50%の電力消費を削減している。こうした特長をもつプロセッサーの省電力性を最大限に引き出すのが、HP独自のきめ細かなコントロールなのである。

 しかしなぜHPだけがこうした独自の技術を全モデルに搭載できるのだろうか。それはグローバルでの実績を活かし、BIOSまで自社開発しているからである。先述の『Sea of Sensor』に代表されるような、“突き詰めて考え抜かれた設計”こそが、同社の製品力の源泉なのだ。ここまで実現しているメーカーは、HPをおいてほかにない。

他社の追随を許さない高効率電源モジュール

 HP ProLiantサーバーG6の電源モジュールは、高い変換効率を証明できる電源ユニットだけに認められる「80 Plus GOLD」認証電源だ。80 PlusはGOLDを頂点に、SILVER、BRONZE、無印と階級があり、負荷20%、50%、100%での変換効率に最大10%もの差がある。GOLD認証を得ている電源を使うことは、「80 Plus(無印)」と比較しても最大10%の電力消費削減となり、無視できないメリット。インテル® Xeon® プロセッサー 5500番台を搭載のHP ProLiantサーバーG6の全機種(*)が80 Plus GOLD認証電源を搭載しており、これを達成しているのは世界でもHPだけなのである。(2009年9月現在) このようにHP ProLiantサーバーG6には、電力をムダな熱にせず、コスト削減に寄与する機能が多数実装されている。 サーバーとしてムダな熱を発生させないことで、エアコンなどファシリティ全体から考えても効率的な運営をさせることにもつながる。(*一部機種はオプションでの対応)

 省電力の面を中心にHP ProLiantサーバーG6の特長を見てきたが、ブレードサーバーでは仮想化対応も強化されている。 次ページではなぜHPのブレードが仮想化環境に適しているのかを探ってみよう。

HPのブレードが仮想化環境に最適な理由とは >>
http://japan.zdnet.com/extra/hp_proliant_200910/story/0,3800101090,20400561,00.htm
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