ベクトル型スーパーコンピュータ

用語の解説

ベクトル型スーパーコンピュータとは

(ベクトルガタスーパーコンピュータ,vector supercomputer,)
ベクトル型スーパーコンピュータとは、ベクトル型プロセッサと呼ばれる高速なCPUを搭載したスーパーコンピュータの総称である。
主に自然科学の分野におけるデータ解析などに使用されている。 ベクトル型スーパーコンピュータが搭載しているベクトル型プロセッサとは、多数の演算処理を一括して同時に処理できることを特徴としている。 このため、個々に類似した膨大な量のデータを処理する必要のある自然現象などを解析処理するのに適している。 ベクトル型スーパーコンピュータはCray Research社によって初めて製作され、現在でもNECなどによって開発されている。 代表的なべクトル型スーパーコンピュータとしては、2002年から2年間にわたってスーパーコンピュータTOP500ランキングの第1位に位置していた「地球シミュレータ」などを挙げることができる。 ベクトル型スーパーコンピュータに対して、並列に接続されたプロセッサで処理する方式のスーパーコンピュータはスカラ型スーパーコンピュータと呼ばれる。 1990年代ごろから現在にかけて、スーパーコンピュータの方式はスカラ型が主流となっている。

用語解説出典   powered by. Weblio

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]