太陽光発電を始めるにあたって便利な7つのサイト

エコ志向の高まりを受けて太陽光発電を自宅にも設置しようという人が増えている。そういった人たちのために、コストや公的補助、節減額などを見積もってくれるウェブサービスが登場している。

Elsa Wenzel(CNET News.com)
翻訳校正:川村インターナショナル  2008年12月3日 08時00分

 ところで、ソーラーパネルは住宅の売却価格になんらかの影響を及ぼすのだろうか。住宅情報を提供しているTruliaZillowのようなやり方で、ソーラーマップ上に不動産の価格を誰か統合してくれないだろうか。

Cooler Planet

スクリーンショット3 全米各地の助成金を表示し、太陽光発電コストと節減額を試算するCooler Planet

 Cooler Planetのソーラーマップは全米が対象だ。シアトルに拠点を置く環境マーケティング企業である同社は、各地の助成金、既設の住戸や施設、費用と節減額、全米各地の設置業者などの情報をGoogle Maps上に表示して提供している。連邦からの奨励金しかでないシカゴでも、3階建てのマンションの屋上にソーラーパネルを設置した場合、300ドルの電気代が約半額になり28年間で投資が回収できることなどがCooler Planetに掲載されている。

 またCooler Planetでは州ごとの奨励金制度を格付けしたデータを示している。それによるとルイジアナ州とオレゴン州が飛びぬけて良い。そのほかカリフォルニア州での太陽光発電の推移を1999年から追跡したデータも提供されている。

Sungevity

スクリーンショット4 建物を指定するとソーラーパワーで得られる発電量の見積もりを作成するSungevity

 Sungevityは、マップ上でサンフランシスコベイエリアの建物を選択し、屋根の構造を入力すると、太陽光発電に必要な費用の見積もりを電子メールで送ってくれるというサービスだ。MicrosoftのVirtual Earthテクノロジーを活用し、日中ソーラーパネルに当たる太陽光を左右する屋根の勾配についても考慮する。本人が直接計測する必要がないため時間と費用を節約できる。

RoofRay

スクリーンショット5 ユーザーが入力した屋根の図形をもとにしてコストを見積もるRoofRay

 精度の面でSungevityに若干劣るものの、RoofRayも同様に、屋根の勾配を加味して見積もりを算出する。Google Map上で建物を指定し、屋根の外形を描き、おおよその勾配を入力する。次に平均的な月額電気料金を入力すると詳細な費用分析が出力される。このサイトを利用するには住所と電子メールアドレスと電話番号を登録しなければならない。インタラクティブなRoofRayウィジェットのコードが提供されているので、コピーアンドペーストするだけで、自分のブログに簡単に貼り付けられる。

ホワイトペーパー
http://japan.zdnet.com/extra/green-enterprise/green-tech/story/0,3800089562,20384530,00.htm
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