太陽光発電を始めるにあたって便利な7つのサイト

エコ志向の高まりを受けて太陽光発電を自宅にも設置しようという人が増えている。そういった人たちのために、コストや公的補助、節減額などを見積もってくれるウェブサービスが登場している。

Elsa Wenzel(CNET News.com)
翻訳校正:川村インターナショナル  2008年12月3日 08時00分

1BOG

スクリーンショット6 ソーラーコストを大幅に引き下げる草の根活動の急速な広がり

 サンフランシスコに住むSylvia Ventura氏とDan Barahona氏は、ソーラーパワーをできるだけ安く人々が手に入れられるようにと、One Block Off the Grid(1BOG)を2008年6月に立ち上げた。太陽光発電を検討している住宅所有者を集めて組織化し、企業に対して設置コストの値下げを交渉しようというものだ。数十人が初回のキャンペーンに参加したが、1BOGによると最大で40%もの節約を得たという。

 創業者である2人は、自分たちが作った非営利組織を、ソーシャルメディアおよび市民メディアのスタートアップ企業であるVirganceに2008年11月11日に売却した。1153名のソーラーコミュニティメンバーは20の市に広がっている。同サービスは借り手と大家との間で交わされるソーラー契約にさえも取り組んでいる。このほかNeighborhood Solarは、デンバーを拠点に同じような草の根購入活動を展開しているサービスの1つだ。1BOGもデンバーに足がかりを確立しようとしている。

Wattbot

スクリーンショット7 2009年1月スタート予定の、クリーンエネルギーテクノロジー推奨サイトWattbot

 まだプレビューテスト中のWattbotだが、家庭での光熱費削減と二酸化炭素排出の抑制を狙って、2009年1月には正式な開設を行うと発表している。住所を入力すると、その地域で可能なエネルギー効率を高める手段や、再生可能テクノロジーに関する詳細な情報を提示する仕組みだ。ソーラーだけではなく、たとえば白熱電球を蛍光灯に置き換えるといった小さな積み重ねが家計へもたらす効果も評価してくれる。サービスプロバイダーへの問い合わせ方法、省エネ方法に関するメモ機能、さらには同じようなユーザーとのネットワークといったサービスが提供される予定だ。

 2008年11月時点では、全米を対象とした再生可能エネルギーの採用状況を色別に示した地図が用意されているだけだ。Wattbotは、クリーンエネルギー関連企業向けに、販売の拡大や市場調査のためのサービスも構築している。計画されている機能がすべて実現された場合、このサイトはクリーンエネルギー市場およびグリーンビルディング市場のユニークなハブとして機能する可能性がある。

http://japan.zdnet.com/extra/green-enterprise/green-tech/story/0,3800089562,20384530,00.htm
太陽光発電を始めるにあたって便利な7つのサイト
IBMのGreen Enterpriseへの取り組み