『第2世代』クアッドコアの特長
一方、仮想化環境の構築に最適なマルチコアのCPUとして、今もっとも注目されているのが、インテル® Xeon® プロセッサー 5400番台だ。
この『第2世代』のクアッドコアであるインテル® Xeon® プロセッサー 5400番台には、「インテル® VT FlexMigration」が搭載されており、より柔軟な仮想化環境の運用を実現している。具体的には、デュアルコア世代や第1世代のクアッドコア、そして将来世代のインテル® Xeon® プロセッサーを搭載したサーバとの間でも、世代の違いを超えたVMotionが可能となっており、これは投資の保護にもつながる。
45nmプロセス技術による優位性

クアッドコア インテル
® Xeon
®プロセッサー5400番台は、45nmプロセス技術によって従来のクアッドコア・プロセッサーよりも大きな価値を提供する。
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また、こうしたマルチコアを活用することのメリットを、飯塚氏は次のように語る。
「コア数が倍になると、処理性能上、稼働可能な仮想マシンの数も倍になりますが、一方でライセンス料金や消費電力は、ほとんど変わりません。そのため私たちは現在、クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー 5400番台をお勧めしています。さらに、サーバ統合を行う場合、一般的な2ウェイのサーバよりもCPUの増設やメモリをより多く搭載できるなど拡張性に優れた4ウェイのサーバによる集約が、TCOを削減するという観点で非常に効果的だと考えています」(飯塚氏)