「Microsoft Office Excel」におけるCtrlキーの便利技

文:Jeff Davis(TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子

2009-04-14 08:00

 Excelのショートカットをいくつか知っておくだけで、データの取り扱いが格段に楽になる。本記事では、作業効率を向上させるそういったキーボードの便利技を紹介する。

便利技1:セル間の迅速な移動

 Ctrlキー+矢印キー(上下左右のいずれか)を押下することで、その矢印キーの方向にある、データが格納されている終端のセルまでジャンプすることができる。Page Downキーを押下しながらデータの最終行を探したり、Tabキーを押下しながら最終列を探すのではなく、Ctrlキー+矢印キーというショートカットを活用するようにしてほしい。ボーナスティップス:Shiftキーを押下しながらCtrlキー+矢印キーを押下することで、現在選択しているセルから、Ctrlキー+矢印キーを押下した場合にジャンプする先のセルまでにあるすべてのセルを選択することができる。

便利技2:連続していないデータの選択

 行方向あるいは列方向に連続しているかどうかにかかわらず、任意のセルを複数選択することができる。実際の操作としては、Ctrlキーを押下しながら、セルをクリックしたり、セル範囲をドラッグしたりすることになる。Ctrlキーを押下し続けている限り、思い付くままに選択範囲を追加していくことができるのである。

 この技を、Excelのステータスバー上に表示される「オートカルク」機能と組み合わせて使うことで、個々のセルやセル範囲の集計結果を確認できるようになる。集計結果を確認したいセルやセル範囲を選択し、ステータスバーを右クリックして集計方法を選択するだけで、ステータスバーにその集計結果が表示されるのだ(図A)。

図A 図A

便利技3:同一データの一括入力

 同じ文字列や数値、計算式を複数のセルに入力したいという場合を考えてほしい。よくあるやり方として、文字列や数値、計算式を1つのセルに入力した後、それをコピーし、対象のセルに貼り付けるというものがある。しかし、複数のセルに同じデータを入力するという操作を迅速に行うことのできる、あまり知られていないティップスがあるのだ。これにはまず、データを入力したいセルすべてを選択する。次に入力を行うが、最後にEnterキーを押下してはいけない。Enterキーを押下する代わりに、Ctrlキー+Enterキーを押下するのである。このようにすると、入力した内容が、選択したセルすべてに格納されるのだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    初心者にも優しく解説!ゼロトラストネットワークアクセスのメリットと効果的な導入法

  2. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  3. ビジネスアプリケーション

    Google が推奨する生成 AI のスタートアップガイド、 AI を活用して市場投入への時間を短縮

  4. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  5. セキュリティ

    高まるOTセキュリティの重要性、侵入による「ブランド価値低下」を多くの企業が指摘

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]