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全体最適化で進めるCTCのグリーンIT戦略

 

環境に配慮したデータセンターとは

 2008年4月から、CTCが提供しているIT統合基盤サービス「TechnoCUVIC」は、仮想化技術を使用した共有型のホスティングサービスである。横浜のデータセンターではサーバ、ストレージ、ネットワーク機器などのシステム構成は完全に二重化され、24時間365日体制で運用されている。また、高度な仮想化技術を駆使してサーバを統合。可用性や信頼性を向上させていると共に、柔軟なシステムや運用コストの削減などを実現している。

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 データセンター事業グループ DCサービス・技術本部 サービス運営部 第1課 村上 政志氏 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)
データセンター事業グループ
DCサービス・技術本部
サービス運営部
第1課
村上 政志氏

 CTCのサーバの仮想化では、VMwareの技術が巧みに活用されている。なぜVMwareなのか。同社 データセンター事業グループ DCサービス・技術本部 サービス運営部 第1課の村上政志氏は、「CTCはVMwareにかなり早い段階から注目していました。その実績や市場でのシェアはもちろん、CTCがお客様に安心して提供するという点では、VMware HAやVMotionなどの信頼できる機能を実装している点が決定的でした」と話す。もちろん、CTC社内で動作検証され、安定性が確認されてからサービスに活用されている。

 1台の物理サーバ上に、複数の仮想サーバを構築するサーバの仮想化は、CPUやストレージの利用効率が格段に向上するため、システムの最適化が実現する。「サーバ統合を駆使しているTechnoCUVICは、インターネット向けのアプリケーション・サービス、またはウェブサービス、SaaS提供に最適なプラットフォームと自負しています」と、村上氏は特長を述べる。この統合こそが、IT統合基盤サービスの由来でもある。

TechnoCUVIC サービスのイメージ TechnoCUVIC サービスのイメージ ※画像クリックすると拡大します。

 サーバを統合すると、物理サーバを削減できる。これは単にサーバ台数が減る、というだけではない。管理の効率化――それもある。ラックやスペースの節約――これは当然だ。サーバが最も消費するもの、すなわち電力の削減だ。消費電力が減るということは、二酸化炭素(CO2)の排出量を低減できることである。これらはみな、グリーンITに結びついてくる。

ASPサービスや基幹系システムで採用

 このように、消費電力が低減されCO2排出量が削減された横浜データセンターは、地球と人類が共存するためのデータセンターなのである。もっと便利に、もっと使いやすいホスティングへとサービスを洗練させつつ、最先端のテクノロジによってグリーンITを実現しているCTCは、まさに地球環境に適したデータセンターを建てていると言えるのだ。

 TechnoCUVICの利用は、ウェブサービス向けインフラとしての利用のほか、中小企業における人事・給与などの基幹システム、または業務インフラとしての引き合いも多い。運用を同社にアウトソースしている既存顧客のリプレースが主だ。「地方自治体や金融機関などの共同利用プラットフォームとしての引き合いも高まっています」と村上氏は述べる。これはCTCならではの強力な保守・運用やセキュリティ体制への信頼の高さの裏づけとも言えるだろう。

 なお、横浜のデータセンターは、ISMS認証の取得をはじめ、金融機関向けのFISCにも準拠。オープンシステムの構築を得意とする旧・伊藤忠テクノサイエンスと、データセンターの運用に長けた旧・CRCソリューションズから継承されたノウハウが高い信頼性を実現している点も特筆したい。

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