全体最適化で進めるCTCのグリーンIT戦略
リモート運用なので管理者は入館不要
ループス・コミュニケーションズでは、ダウンタイムをできるだけ短くするために、サーバも段階的に増強してきた。物理的にサーバを冗長化して信頼性を高めるとともに、スケールアウト/アップの両面で、性能強化を図っている。
また、リモート運用できるメリットも大きいという。「地理上の制約がないので、データセンターに行かずともシステムを管理できます。これにはたいへん助かっています。従来ですと、週に一度はデータセンターに行く労力がかかっていましたから、その分、本来の業務に注力できるようになったのです」と金子氏は述べる。
顧客企業の個人情報や機密情報を預かる以上、セキュリティにも細心の注意を払う必要がある。「お客様から『どのデータセンター事業者を利用しているのか』と訊かれることも少なくありません。その際に、CTCのサービスを使っています、とお伝えすると、安心してもらえます。CTCブランドが、iQube事業の売りのひとつになっているのは間違いありません」
今後も、iQube事業では、実現したい新規のビジネスアイデアがいくつもあるとのこと。「企業間コラボレーションでの利用を実現したいと開発を進めています。また、組織におけるナレッジマネジメントを、より厚く支援していく考えです」。
矢継ぎ早に繰り出される斬新なビジネス構想を形にしていく上で、TechnoCUVICに寄せられる期待もいっそう高まっている。
このように、仮想化によるサーバ統合という手段を通じてグリーンITを実現したTechnoCUVICは、仮想化技術だからこそ可能になったサービスを提供してもいるのだ。グリーンITへの想いが人に「考える動機と行動のきっかけ」を与え、叡智という実を結ばせる。データセンターの利便性を向上させつつ、グリーンITを両立したTechnoCUVICは、まさにこの良い例ではないだろうか。
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