マイクロソフト、中国の事務所に当局が立ち入り調査

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 中村智恵子 高橋朋子 (ガリレオ)

2014-07-29 10:30

 中国の政府当局が北京、上海、広州、成都にあるMicrosoftの複数の事務所に訪れた。調査の目的は不明だ。

 Microsoftの広報担当者は中国当局の訪問を認めたが、査察の理由は明かしていない。急襲ともいえる突然の訪問は、South China Morning Post(南華早報)およびReutersが報じた。

 Microsoftと中国政府は最近、「Windows XP」のサポート終了、および米国家安全保障局(NSA)に関するEdward Snowden氏の暴露をめぐってもめた経緯がある。Snowden氏の事件は、中国で事業を展開する多くの米国企業のビジネスに損害をもたらしている。Microsoftの事務所に立ち入る一方、中国当局はQualcommの商習慣についても調査中だ。

 今回は中国の国家工商行政管理総局がMicrosoftの事務所に調査官を派遣したもので、Microsoftもそれに協力している。

 South China Morning Postの報道によると、中国当局は「Windows 8」のセキュリティと価格に懸念を抱いているという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]