米Basho Technologiesは9月27日、日本法人バショー・ジャパン株式会社の設立を発表した。
Bashoは7月にヤフーとその子会社のIDCフロンティアとの間で業務資本提携を結んでいた。この提携は、ヤフーとIDCフロンティアがBashoの技術を自社のプラットフォームに展開する内容を含むものだった。
今回、Bashoが日本法人を設立するにあたって、Yahoo! JAPANはBashoのNoSQLデータベース「Riak」をKVSとして採用することを検討する。また、IDCフロンティアはデータセンターにBashoのクラウドストレージ「Riak CS」を採用した分散ストレージサービスを展開する。加えて、今後は高度な機能やサービス、サポートを付属させる「Riak EnterpriseDS」のサービス化も予定しているという。
バショー・ジャパンの代表取締役社長には、高木修氏が就任。以前は米Joyentでセールス・ディレクターを、米On2 Technologiesで日本担当ジェネラル・マネージャーを務めていた。
Bashoは米国外での事業展開を加速させており、6月には英国ロンドンにもオフィスを開設している。