France Telecomは現地時間9月14日、組合問題にまで発展している職場自殺問題をめぐり、管理職2万人を対象にした電話会議を開催した。同社の労働者組合は解雇や社内再編が原因で職場自殺が23件起きたとしている。直近の自殺事件は、パリにあるオフィスビル4階の窓から32歳の女性が飛び降り自殺したというもの。女性はFrance Telecom傘下のOrangeで債権回収を担当していたが、社内再編の影響を受ける1人だったという。同社は自殺問題の対策を明らかにはしていないが、14日には、自殺者たちの冥福を祈って従業員たちによる黙祷をささげたという。米国でも職場自殺の問題は深刻化しており、米国労働省が8月に発表した資料によると、2008年に発生した職場自殺は前年より28%も増加したという。
フランステレコム、自殺問題で管理職2万人と電話会議
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