データウェアハウス大手のTeradataは米国時間10月19日、ワシントンDCで開催中のTeradata PARTNERS 2009カンファレンスにおいて、クラウド戦略「Teradata Enterprise Analytics Cloud」を発表した。これは顧客が柔軟にクラウドコンピューティング技術を活用しながら自らの分析ニーズを満たせるようにするもので、製品はプライベートクラウドとパブリッククラウド向けの2種類に大別される。
プライベートクラウド環境での分析ニーズに応えるのが、「Teradata Agile Analytics Cloud」と「Teradata Express for VMware Player」。Teradata Agile Analytics Cloudは、データの移行や複製をすることなく、Teradataシステム内にデータマートを容易に構築できるようにする。
一方のTeradata Express for VMware Playerは、プライベートクラウドでの分析用に設定済みのTeradata DatabaseをVMware Playerユーザーに提供するもの。一方のパブリッククラウド向けに提供されるのが「Teradata Express on Amazon EC2」。これは開発者用の無償版を「Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)」環境で展開したプリパッケージエディション。