CNET News.comが入手した情報によると、Dellでは、仮想化技術を積極的に取り入れようとする顧客に狙いを定めたモデルを計画中だという。
DellのPowerEdgeサーバグループのディレクターJay Parker氏は「2007年後半には、われわれが仮想化技術のトレンドに立ち返ったことをお見せできると思う。仮想化技術向けに、ハードウェアや周辺ソフトウェアの最適化を行う好機があると考えている」と述べた。
仮想化技術により、1台のコンピュータを仮想マシンと呼ばれる区画に分けて複数のOSを実行することが可能になる。アイドリングしている時間が多いサーバ数台を1台のマシンにまとめることで、効率の向上やコスト削減につながる。優先順位の変化に合わせて、あるマシンで実行中のタスクを他へ動かすことが可能な、今までよりも柔軟なデータセンターを実現するのに、格好の土台でもある。しかし仮想化技術は、ハードウェアに新たな要求を突きつけ、ソフトウェアに新たな複雑さをもたらすものでもある。
こうした課題があるにも関わらず仮想化技術は、Intelの「Xeon」プロセッサやAdvanced Micro Device(AMD)の「Opteron」プロセッサを用いたメインストリームのx86サーバ市場に、着実に浸透してきている。x86サーバでの仮想化技術普及に道を拓いたのはVMwareであるが、シェアの大きいLinux製品にはオープンソースの「Xen」が組み込まれており、Microsoftがリリース予定の「Longhorn Server」には「Viridian」というコードネームを持つ別の仮想化技術が採用される。
The 451 GroupのアナリストRachel Chalmers氏は「現在、データセンターのサーバの約8%が仮想マシンを実行している。今後12カ月の間に出荷されるサーバは、100%が仮想化技術に対応するようになるだろう。仮想化に対応したからといって、必ずしもそれが使われるわけではない・・・しかし、現在8%である仮想マシンの利用率が40%〜50%になるというのが非現実的なわけでもない」と述べた。
Parker氏は計画の詳細を語っていないが、新サーバがプロセッサソケットを2つ備える予定であると明言した。2ソケット構成は、かつてエントリーモデルのマシンで用いられていたものである。しかし近年では、コアと呼ばれる演算エンジンを4つ備えたプロセッサがIntelからリリースされており、AMDもまもなくこれに追従する。つまりプロセッサは2つしかなくても、かなりの高性能を実現できるということである。
Parker氏は、新マシンが豊富な演算リソースを備えるということも示唆した。
同氏は「2ソケットサーバの分野について、一部の顧客は、より多くの仮想マシンを実行して多くの処理をこなすために、より高性能な構成のサーバに移行することが期待できる」と述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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