インテルは7月16日、ノートPC向けの新プラットフォーム「インテル Centrino 2 プロセッサー・テクノロジー」および同プラットフォームの企業向けブランド「vPro テクノロジー インテル Centrino 2」を国内でも発表した。これは、開発コード名「Montevina」と呼ばれていたもの。Centrinoが登場して5世代目にして、初めて同ブランドに「2」がついた。
インテル 代表取締役共同社長の吉田和正氏インテル 代表取締役共同社長の吉田和正氏は、2009年にはPC市場の中でノートブックの割合がデスクトップを上回るというデータを示し、「今後3年でモバイル市場はもっと成長する」と話す。同氏は、今後のモバイルコンピューティングに求められる機能として、高解像度(HD)映像を体験するための高いパフォーマンスや、長いバッテリー駆動時間、ワイヤレスでの接続性の向上、管理・セキュリティ機能の拡充などを挙げ、Centrino 2でこうしたニーズに応えるとした。
Centrino 2は、新しく発表されたデュアルコアプロセッサと、「モバイル インテル 4 シリーズ Express チップセット」、「インテル WiFi Link 5000」シリーズで」構成される。新プロセッサは、「Core 2 Extreme X9100」、「Core 2 Duo T9600」、「Core 2 Duo T9400」、「Core 2 Duo P9500」、「Core 2 Duo P8600」、「Core 2 Duo P8400」で、番号にPのつくシリーズは熱設計電力が25ワットの省電力版だ。
省電力機能については、Centrino 2そのものにもアイドル時にプロセッサコアやキャッシュメモリなどの電源を遮断する「インテル ディープ・パワーダウン テクノロジー」が搭載されているほか、グラフィックス機能のオン・オフなどを切り替える「スイッチャブル・グラフィックス」機能をオプションにて提供する。
Centrino 2のコンシューマーに対してのアピールポイントは、グラフィックエンジンがチップセットに内蔵されたことによる優れたHD映像の再生環境だ。Blu-rayにも対応しており、「これまでBlu-rayの再生には外付けグラフィックボードや専用のBlu-ray再生機が必要だったが、Centrino 2によりノートPCだけで外付け機と同様のHD映像が再生できるようになった」とインテル IA技術本部長の及川芳雄氏。チップセットでフルハードウェアデコードを実現するため、CPUの負荷を軽減し、省電力での再生が可能となる。
また、企業向けのvProでは、管理機能とセキュリティ機能が強化された。中でも、「インテル AMT 4.0」(アクティブマネジメントテクノロジ)により、電源オフ時でもリモート管理が可能となったほか、企業のファイヤーウォール外にあるPCでも、クライアント側からハードウェアベースの安全な接続を確立し、IT管理者がインターネットを通じて遠隔で問題解決できるようになった。
このように、HD映像の快適な再生環境や遠隔でのPC管理機能は、ノートPCの新しい利用形態となるが、「こうした利用形態は(Centrino 2によって)当たり前になる」と及川氏は述べた。
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