サンディスク、SSDのランダム書き込み速度を最大で100倍向上させる新技術を発表

文:Brooke Crothers(Special to CNET News.com) 翻訳校正:大熊あつ子、長谷睦

2008-11-06 11:26

 ロサンゼルス発--SanDiskが米国時間11月5日、「Windows Hardware Engineering Conference(WinHEC)」で画期的な新技術を発表した。この技術を使うと、「Windows Vista」搭載マシンにおけるソリッドステートドライブ(SSD)の性能を最大で100倍向上させられるという。

 フラッシュメモリカード最大手のSanDiskが発表したのは、ランダム書き込みの速度を現行システムの100倍高速化する「可能性を持つ」という、SSD向けの高度なフラッシュファイルシステムだ。

 SSDは、一般にハードディスクドライブ(HDD)より(特にデータ読み出しでは)高速だが、ランダムなデータ書き込みとなるとHDDの速度に及ばない。一般に、ランダム書き込みはSSDにおけるアキレス腱と考えられている。

 ランダム書き込みを最大限に高速化するために、SanDiskはフラッシュファイル管理システム「ExtremeFFS」を開発した。この技術は「ページベースのアルゴリズム」を使用しているため、「データセクタの書き込みにおいて、SSDは最も便利で効率のよいところにセクタを置くようになる」とSanDiskは説明する。

 その結果、ランダム書き込みの性能だけでなく、全体的な耐久性も向上した。

 SanDiskのSSD事業部門担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーRich Heye氏は「SSDにとって、Windows Vistaにおいて最適化された性能を発揮し、HDDと同等、あるいはそれを上回る機能性を実現するには、SSDの速度および耐久性を向上させる新しいフラッシュ管理技術が必要だ」と語っている。

 SanDiskは5日、WinHEC 2008でこの技術を発表した。SanDiskは、ExtremeFFS搭載製品を2009年には出荷開始する予定だと述べている。

 Heye氏はさらに、ユーザーがSSDを評価する際に役立つ2つの数的指標についても紹介した。

 1つは「virtualRPM(vRPM)」で、これを用いるとSSDとHDD、または別のSSDとの間で性能が比較できる。もう1つが「Long-Term Data Endurance(LDE)」で、こちらはSSDの寿命を計算するものだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    レガシーデータ基盤からの脱却が AI 活用の鍵--先進企業に学ぶクラウド移行の成功事例

  2. ビジネスアプリケーション

    AI 人材育成を単なる研修で終わらせない--事業を動かす AI スキル構築の 5 つのステップ

  3. ビジネスアプリケーション

    汎用 AI をビジネス仕様に。業務データを活かす AI アプリ開発の新しい前提「データ基盤」

  4. 仮想化

    コンテナ化だけで十分なのか。商用パッケージ運用の負荷を左右するOpenShiftの価値

  5. 経営

    月15万円から始めるSOC。セキュリティ人材を雇えない企業の、取引を止めない経営判断

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]