Googleは、企業向け製品である「Google Search Appliance」と「Google Apps」の2つを連携させることで、企業への取り組みを推し進めるようだ。
シンプルなのにずいぶん待たされたように思えるが、Googleは米国時間10月18日、Google Search Applianceの新バージョンに含まれている「Cloud Connect」と呼ばれる新機能について発表した。これにより、Googleのオフィス生産性ソフトウェアと企業向け検索アプライアンスを使用している企業のユーザーであれば、Google Appsと「Google Sites」の検索結果を表示できるようになる。Cloud Connectによって、社内からTwitterや他のウェブサイトを検索することも可能だ。
Google Search Applianceは、さほど大きな話題にのぼる製品ではないが、Googleによる「Nexus One」の提供が中止された現在、グーグルのハードウェア事業を担う存在になっている。Googleが、企業向けコンピューティング戦略を拡大する計画について語るのをやめることはなく、その視野には、おおかたはMicrosoftのソフトウェア製品群が入っている。
つまり、新バージョンのGoogle Search Applianceは、企業ユーザーが社内のファイルやその他の情報を検索できる「Microsoft SharePoint」ソフトウェアに狙いを定める新たな取り組みといえよう。Google Appsのユーザー数はまだ比較的少ないものの、300万にまで増えている。ただし、Google Search Applianceのユーザー数については、Googleは詳細を明らかにしていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。