モジラ、「Firefox 2」のサポートを終了へ

文:Matthew Broersma(ZDNet.co.uk)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル

2008-11-18 19:40

 Mozilla Foundationは、「Firefox 2」のサポートを2008年12月半ばに終了する計画だ。

 Firefox 2の「End of Life(EOL)」計画は、新しいバージョンのリリースから6カ月後に前のバージョンの製品のサポートを終了するMozillaの方針の一環だ。この方針は、Mozillaの開発者が2008年6月半ばにリリースされた現在のブラウザのバージョンであるFirefox 3に注力できるようにするためのものだ。

 ユーザーにとって、この方針は、既存バージョンのセキュリティおよび安定性に関するアップデートの終了と、新機能のリリースの終了を意味する。

 Mozillaはこの動きについて、ソフトウェアの旧バージョン専用のウェブページで、「Firefox 2.0.0.xに対しては、2008年12月半ばまで、セキュリティおよび安定性に関するアップデートが提供されるが、すべてのユーザーにFirefox 3へのアップグレードを強く勧める」と述べている。

 Firefox 2は今なお、新しいリリースで相当な数のバグフィックスを受け取っている。先週、MozillaはFirefox 2.0.0.18とFirefox 3.0.4をリリースして、複数のセキュリティ上の脆弱性に対応したが、そのうちの半分は「深刻」にランク付けられていた。Mozillaの現在の計画では、Firefox 2のアップデートのリリースはバージョン2.0.0.19で終了することになる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]