Googleが、米連邦政府機関に「Google Apps」を提供する大型契約を獲得した。
Googleは、米Unisysおよび他の2社と提携し、米一般調達局(GSA)の全職員(1万7000人)と請負業者に「Google Apps for Government」を配備する。Googleのブログによると、GSAは不動産やビル管理サービスの提供と、他の連邦政府機関が利用する支援サービスの調達を行い、連邦政府全体の業務を扱っているという。
GSAは、Googleおよびそのパートナーと総額670万ドルの契約を結び、すべての電子メールをクラウド化する初めての連邦政府機関となる。これにより、今後5年間で経費を50%削減できる見込みだ。
契約履行のためGoogleは、Unisys、Tempus Nova、Acumen Solutionsと提携する。Unisysは、Google Apps for Governmentをベースにしたメールおよびコラボレーションのプラットフォームを開発し、新システムへのデータ移行および研修サービスを提供する。Tempus Novaは、GSAが現在利用している「Lotus Notes」からGoogle Appsへのデータ移行ツールを提供する。そしてAcumen Solutionsは、公的部門向けのクラウドコンピューティングに関して独自のノウハウを持っている。
Googleによると、GSAとの契約は大きな利益をもたらすが、同機関が数通りの提案について検討したため、半年間にわたって獲得競争が繰り広げられたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。