ディスプレイメーカーのイーヤマは11月7日、民事再生法の適用を東京地方裁判所に申請した。負債総額は178億7800万円。
1953年創業のイーヤマは低価格のPC用ディスプレイメーカーとして知られる。「iiyama」ブランドのディスプレイを国内外で販売していたほか、2000年からはパソコンの生産も手がけていた。また、2003年には液晶テレビやディスプレイ、PCの新ブランド「e-yama」も展開していた。
しかし、近年はパソコン周辺機器の低価格化が進み、売上、利益ともに減少していた。帝国データバンクによると2001年3月期の業績は売上高が約614億1600万円だったが、2005年3月期には約119億5300万円にまで落ち込んでいたという。
現在は、パソコンの製造・販売を手がけるMCJとの間で、スポンサーとしての支援条件等の協議に入ったとみられている。