ASUS、世界のPC市場で東芝と並びトップ5入り--IDC調査

文:Erica Ogg(CNET News) 翻訳校正:編集部

2010-07-15 11:44

 ネットブック「Eee PC」のメーカーがコンピュータ分野で主要企業の仲間入りを果たした。

 IDCによると、ASUSTeK Computerは2010年第2四半期、世界市場の5.3%にあたる430万台のPCを出荷したという。台湾に拠点を置く同社のPC出荷台数は、同四半期中に84%成長し、初めて東芝と並んだ。両社は同四半期、PC販売においてHewlett-Packard(HP)、Dell、Acer、Lenovoに続く、5番目の位置につけた。

 ASUSは、PC分野における主要プレーヤーとして、かねてから成長しつつあった。米CNETが2009年秋に報じたとおり、ASUSは自身を次のAcerと位置づけ、部品メーカーから始まり、世界各国に展開する家庭用PCメーカーへと転身しようとしていた。ASUSは各地域で存在感を示しているが、アジアに続き、欧州、中東、アフリカ地域に特に注力している。

 ASUSは依然として世界最大のマザーボードプロバイダーであるが、ネットブックが2008年に大ヒットし、Eee PCが市場で最も安価でスタイリッシュなウルトラポータブルPCの1つと認められて以来、消費者からの注目を集め始めている。HP、Dell、Acer、Lenovoなどの企業が、ネットブックにおけるASUSの成功を追うように、自社のネットブックやミニノートPCの開発を始めた。

 IDCによると、PC市場全体は2010年第2四半期に22%成長したという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]