インターネットイニシアティブ(IIJ)は4月8日、同社が独自開発した次世代ネットワーク管理フレームワークである「SMFv2」について、日本と米国で特許権を取得したと発表した。他社のネットワーク機器が集中管理できるなどの独自性が認められたという。
SMFv2は、IIJが2003年に特許を取得しているネットワーク管理フレームワーク「SMF」の発展技術。IIJが無償で提供する自動接続ライブラリを機器にあらかじめ組み込むことで、家電製品やクラウドサービスのサーバ設備など、IIJのルータ「SEIL」以外のネットワーク機器も集中管理できる。
また、SMFv2で管理する機器に対して、必要な機能を自由に付加できるオートジェネレーション機能を提供。これにより、機器だけでなく機器に付随する機能やアプリケーションなども必要に応じてユーザー自身が追加、削除できるようになっている。
IIJによると、SMFv2はすでに、IIJの中小企業向けイーサネットサービス「LaIT プライベートイーサ」や、NECネッツエスアイのWANソリューション「SASDAKE」のシステム基盤として利用されているという。