ターボリナックス、カーネル2.6の技術者認定制度を発表

WebBCN (BCN)

2005-05-09 11:09

 ターボリナックス(矢野広一社長)は4月28日、最新カーネル2.6版の技術者制度「Turbo-CE 2.6Master」の認定を5月31日から順次開始すると発表した。

 ウィルスのまん延や個人情報保護法施行などにより、SE Linux(Security-Enhanced Linux)への注目が高まるとともにカーネル2.6ベースのシステムが急速に普及しており、システムの構築や管理スキルをもつ技術者の育成が急務となっている。こうした実状を受け、同社は今回、最新カーネル2.6そのものの汎用的な知識とスキルをもつエンジニアの育成と認定を目的に、「2.6Master」を開始することにした。

 「2.6Master」は、他ベンダーの資格との提携を準備するなど、取得者だけでなく、取得者の所属する企業や組織にとってもメリットや価値のある資格として、カーネル2.4ベースまでの技術者認定制度「Turbo-CE」をもとに刷新。ターボリナックスのサーバーOS「Turbolinux 10 Server」をベースにしながらも、特定製品に依存せず、純粋に最新カーネル2.6の知識をもつエンジニアのスキルを証明する点から、新たに「2.6Master」という名称を加えた。

 具体的には、「Turbo-CE」取得者に従来提供しているテクニカルサポートやセキュリティアナウンスなどの各種技術情報に加え、(1)優待価格によるターボリナックス製品の購入(個人/企業向け利用ともに可能)、(2)取得者専用Webサイトでの情報提供(7月公開予定)、(3)製品βテストへの参加や先行ダウンロード─―などの特典を用意している。

 認定取得にあたっては、(1)実際のビジネスの場に必要なLinuxの概要、(2)カーネル2.6システムの導入と管理、(3)カーネル2.6の新機能の理解、(4)セキュリティに関する基礎知識、(5)主要ネットワークサービスの構築と管理に関する基本的な知識─―を習得する。

ターボリナックス

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]