Strategy Analyticsのリポートによると、モバイルOSの「Google Android」が2009年に、Appleの「iPhone OS」をも追い抜き、最も勢いよく勢力を拡大するスマートフォンOSとして900%の成長率を達成しそうだという。
米国時間5月11日付けのリポート「Global Smartphone Vendor Market Share by Region: 2008」によると、iPhone OSは2009年、世界において2番目に高い成長率の79%を記録するという。
Androidの驚くべき成長率は、ベンダー、開発者、通信事業者の後押しによるものだと、同リポートには書かれている。
「GoogleのモバイルOSであるAndroidは2008年後半に米国で注目を集めた。2009年は欧州とアジアでプレゼンスを増すことになる」(同リポート)
リポートには、HTC、Motorola、サムスン、T-Mobile、Vodafoneなどの製造側のサポートに加え、比較的低コストなライセンスモデル、セミオープンソースな構造、クラウドサービスのサポートがAndroidの追い風になると書かれている。
Strategy Analyticsのディレクターを務めるNeil Mawston氏は声明で「Androidは今後2〜3年間のうちにスマートフォン分野のトッププレイヤーを狙える、有利な位置につけている」とする。
同リポートはまた、RIMのBlackBerry OSが2008年に、Microsoft Windows Mobileをおさえ、2番目にシェアの高いスマートフォンOSとなったと指摘している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ