MS、ヴイエムウェア顧客向けに新聞広告--長期契約見直しを呼びかけ

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル

2010-08-31 16:57

 VMwareが今週の年次カンファレンスの準備を進める中、MicrosoftはVMwareのアイデアと顧客の両方を奪おうとしている。

 米国時間8月31日付のUSA Todayに掲載される広告で、MicrosoftはVMwareの顧客に対し、VMwareと新規の長期契約を締結する前によく考えるよう強く促している。

VMware顧客宛の公開書簡 ※クリックすると拡大画像が見られます
提供:Microsoft

 「VMwareは仮想化プロジェクトに関して、多くの顧客に3年間のライセンス契約の締結を求めている。しかし、クラウドコンピューティングが登場した今、3年間の仮想化プランに申し込んでしまうと、完全なクラウドコンピューティング環境の構築に必要な幅広いテクノロジ、柔軟性、規模を提供できないベンダーに囲い込まれる可能性がある」。MicrosoftのバイスプレジデントであるBrad Anderson氏は、VMwareの顧客に宛てた公開書簡でこのように述べた。

 Microsoftが伝えようとしている主張は、VMwareのアプローチはコスト節約の手段としての仮想化に重点を置いており、データを企業のデータセンターに保存する方法から、ローカルとサードパーティーのクラウドベースサービス上の両方に保存する方法への大規模な移行における仮想化ではないというものだ。

 MicrosoftのAmy Barzdukas氏は30日、米CNETとの電話インタビューの中で「仮想化はクラウドへの移行に必要な要素ではあるが、それだけでは不十分だ」と述べた。Microsoftは、同社の主要サーバ製品のすべてをサーバソフトウェアとホスト型のクラウドベースサービスの両方の形態で提供する予定について言及している。

 VMware関係者にもコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]