非商用LinuxプロジェクトのDebian Projectは米国時間4月8日、Debian GNU/Linux 4.0(開発コード「etch」)をリリースした。
Debian Projectによる4月8日付けの発表によると、21カ月間に渡る開発によって生まれたバージョン4.0は、インストールシステムのグラフィカルフロントエンドが導入され、 暗号化パーティションのデフォルトでの使用をサポートするようになったほか、ミラーからダウンロードされるパッケージの完全性を検証する機能を備えるという。また、ブラウザソフトIceweaselと電子メールソフトIcedoveも搭載するが、これは、Mozillaプロジェクトとの間でブランド名の扱いが問題になったためFirefoxとThunderbirdの名称を変更したものである。
DebianのコードベースはUbuntuでも使用されている。Debian ProjectはこのたびDebian GNU/Linux 3.1(開発コードsarge) からのアップデートを自動的に行えるツールもリリースしている(Debianのリリースは「トイストーリー」のキャラクターにちなんで命名されている;Debian GNU/Linux不安定版のコードネームはsidと呼ばれる)。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ