Linspireは米国時間8月8日、同社最新の無償版デスクトップLinux OS「Freespire 2.0」のリリースを発表した。
しかし、予想外の問題が1つある。このバージョンには、ほかのベンダー各社のプロプライエタリなソフトウェア、ドライバ、およびコーデックが追加される可能性があるのだ。
つまり、朝のコーヒーにダイエット用甘味料を使っていたら、実は味を調えるために少量の砂糖が混入されていたことを知ってしまったようなものだ。
Linspireはベースに「Ubuntu 7.04」を採用し、6種類のカテゴリーに属するソフトウェアを提供しているが、その中にプロプライエタリなソフトウェアも入ってくる。
Linspireの最高経営責任者(CEO)、Larry Kettler氏は声明のなかで、「Freespire 2.0は、プロプライエタリなソフトウェア、ドライバ、およびコーデックを追加することでUbuntuを引き継ぎ、主流デスクトップコンピューティング向けの、より完全なターンキーソリューションを目指す」と述べた。
さらに、Freespire 2.0にはまもなく登場する「CNR Service」に対応した「Click-n-Run」(CNR)プラグインも搭載されている。CNR Serviceは、クリック1つで数千種類のオープンソースアプリケーションを利用できるようにするサービスである。
また、CNR Serviceにより、正規ライセンスされたDVD再生ソフトウェア、Sun MicrosystemsのStarOffice、Parallels Workstation、Win4Lin、CodeWeaverのCrossover Office、TransGamingのCedega、商用ゲームなどにアクセスできるようになる。
また、Freespire2.0には、MacおよびWindowsユーザー向けにインターフェースの改良を目的としたKDEも含まれる。追加可能なプロプラエタリなソフトとしては、Java、Flash、Acrobatがある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ