現在サーバを運用しているのですが、同じグループに属するユーザーには、ファイル所有者(そのグループに属している)に関係なくFTPにおいて読込、書込、上書、権限変更を許可したいのですが、実現方法がわかりません。
*Windowsにおける、グループ権限に相当することを実現させたいです。
ユーザー A、B、C
上記ユーザーはグループ:webに所属。
ドキュメントルート以下は以下のように構成
ドキュメントルートはAのみアクセス可能(RW,chmodなど全権限)
/----dirA Aのみアクセス可能(RW,chmodなど全権限)
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--dirB A、Bのみアクセス可能(RW,chmodなど全権限)
|
--dirC A、Cのみアクセス可能(RW,chmodなど全権限)
以上のように、Aを管理者的に扱い、B、Cはchrootして限定的なアクセスにしています。
当然、B、Cは自分のホームにファイルをUPして全権限を行使できますが、その際 所有者がBやCになってしまうため、Aがchmodしたり、上書きできません。
Aをrootにして、FTPアクセスさせれば解決できそうですが、セキュリティ上rootでFTPアクセスは避けたいです。
どのように設定すればよいでしょうか?
よろしくお願いいたします。
環境
OS FreeBSD 4.7
FTP ProFTPD 1.2.10
少なくとも、パーミッションの変更は、古典的なUNIXのオーナー/パーミッションの世界では、ファイル/ディレクトリのオーナーと、rootのみが可能です。
しかし、書き込み権限(上書き含む)については、ファイルのパーミッションでw権限があれば可能です。
ファイルのパーミッションが66*
ディレクトリのパーミッションは77*
であることが条件です。
その他のユーザ向けのパーミッションは、0でも4でも必要に応じてでしょう。
新規に書き込んだ際の、パーミッションを決定するのは、umaskの値です。
これは、ユーザ固有の設定から、ProFTPDの設定によるものまで、いろいろなところで設定可能ですが、この場合は、ProFTPDの設定で、行った方がいいでしょう。
デフォルトで作成されるパーミッションを、
ファイル→664
ディレクトリ→775
とする場合、バーチャルホストディレクティブや、グローバル設定に
Umask 002 002
という設定を追記します。
ProFTPDを再起動すれば、設定が変更されます。
以上、ご参考までに。