
バッファローから、300Mbpsの無線LANルータ「WZR-AMPG300NH」が登場した。ほかの無線LANルータに比べて高価な部類に入るが、新しい高速なIEEE 802.11nドラフト2.0に対応している。さらに、300Mbpsの無線LANを活かすため、有線LAN側のインターフェースもギガビットイーサネット採用していることも特長だ。
永島和夫 2007/08/27 22:22「WZR-AMPG300NH」の採用する300Mbpsの無線LANとは、以前からあった144Mbpsの無線LANを2本束ねたものと思えばよい。それによって最大で300Mbpsの通信を実現した。そうは言っても実際の通信速度は300Mbpsに達しないのは以前の無線LANと同じで、現実的にはおおむね100Mbpsを超えたあたりだと思ってよいだろう。
それでも、IEEE 802.11bや11aの25Mbps程度の通信速度や、144Mbpsタイプの50Mbpsくらい速度からすれば倍。無線LANではじめて100BASE-TXの有線LANに遜色ない通信環境を実現したことになる。
その高速な通信環境を得るには、いくつか条件がある。それは、当たり前のことだがクライアント側も同じ規格に対応していることが必要だ。最近、無線LANはパソコン本体に内蔵していることが多く、この高速通信のために、専用の無線LANカードを外付けにしなければならない。
また、最高速度を実現するためには、無線LANの電波が混雑していないことが必要だ。300Mbpsで通信するためには2チャネル分を占有する必要がある。この「WZR-AMPG300NH」はIEEE 802.11aの5GHz帯に対応するため、都市部では混雑の激しい2.4GHzで倍の帯域を使うよりは、実現しやすい。
残るは価格である。「WZR-AMPG300NH」の価格は本体のみで約3万円。最高速を得るためには専用のカードが必要で、セットの「WZR-AMPG300NH/P」は約3万7000円だ。従来のIEEE 802.11a/b/g対応のアクセスポイントが1万円程度で買えることに対して、3倍ものコストがかかる。
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