近頃では、セキュリティが皆の関心事になっており、IE 8でも数多くのセキュリティ強化策が導入されている。こういった強化策が押しつけがましい(Windows Vistaにおけるセキュリティ強化に関してよく耳にする不満である)かたちになっていないということは素晴らしいことである。
新たなセキュリティ強化策としては以下のようなものがある。
IE 8のセキュリティ強化策についての詳細は、MSDNサイトのIEブログを参考にしてほしい。
新たにIE 8を利用し始めたユーザーのなかには、インストール後に「リンク」バーが消えてしまったという不満を述べている人もいる。しかし実際のところは、名前が変わっただけなのだ:それは「サイト候補」バーの一部となっているのである。ここには、IE 7のリンクバーにあったリンクがそのまま保持されている。IE 8の2つ目のインスタンスを開くと、デフォルトではこれらのリンクが表示されないかもしれない。その場合には、「サイト候補」バーの左端にある移動ハンドルを上または下にドラッグすると、新たな行にリンクが表示されるようになる。これは少し面倒だが、IE 8における改善点はその不便さを補って余りあるのだ。
複数のユーザーが不満を述べている点として他に、IE 8をインストールするとGoogleツールバーが無効化されてしまうというものがある。実際、このことが原因でIE 7に戻したという話を何人かから聞いている。IE 7には検索バーが組み込まれており、その検索プロバイダーとしてGoogleを選択することも可能であるため、私自身はIE 7でGoogleツールバーをそれほど利用したことがない。しかし、ツールバーの設定をオンライン上に保存し、他のコンピュータからその設定にアクセスできるといったGoogleツールバーの機能がないと嫌だという人もいるのである。
IE 8のベータ1では、Googleツールバーが原因でクラッシュすることが頻繁にあった。このためおそらく、Microsoftがベータ2でGoogleツールバーをデフォルトで無効にしたのだろう。しかし、削除されたわけではないため、[表示]-[ツールバー]をクリックし、[Google Toolbar]をチェックすることで元通り有効にすることができる。私が試用してみたところ問題なく動作したが、安定性を損なう原因となるおそれがあることは知っておいてほしい。
Microsoftは何年もの間、IEの過去のバージョンがW3C(World Wide Web Consortium:Webの標準規格を策定する団体)によって策定されたWeb標準規格に従っていないことについて非難され続けてきた。Operaは、欧州委員会がMicrosoftに対してWeb標準規格への準拠を強制するよう求めてEUに提訴までしている。
IE 8では、策定済みの標準規格すべてに対してデフォルトで準拠するようになっている。しかし皮肉なことにこれによって、IE 8で正しく表示されないウェブサイト(IE 6やIE 7向けに設計されたウェブサイト)が出てくるのだ。例えば、一部のコンテンツが表示されなかったり、ずれて表示されるといった不具合が発生するのである。
しかしMicrosoftもこのことは想定済みであったため、[互換表示] ボタンを用意することで対応している。このアイコンはいみじくも破損したページを表しており、アドレスバーの右に、 [中止]アイコン と [更新] アイコンとともに配置されている(図H)。もしもウェブページが正しく描画されない場合、このボタンを押下することでIE 8は互換モードに移行し、その振る舞いがIE 6やIE 7と同様になるため、ページが正しく表示されるというわけである。
IE 8がWeb標準規格に準拠していることで、正しく表示されないウェブページもあるかもしれないが、そういったページは[互換表示] ボタンを押下することで正しく表示されるようになる
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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