Microsoftは米国時間5月4日、Windows Communityに関するオンラインミーティングを開いた。ここで、NNTPニュースグループを停止するという決断が議題に上がったのではないかとわたしは予想する。
NNTPニュースグループはMicrosoftが10年以上前から支援しているもので、Microsoft製品や技術に関する公式サポートフォーラムだ。最近、複数の情報筋から、Microsoftは今後、ユーザーを公式ニュースグループから「Microsoft Answers」「TechNet」「MSDN」などのようなMicrosoftフォーラムに移行させるつもりだという情報があり、気になっている。
Microsoftはすでに一部のコミュニティメンバーに対し、既存のニュースグループプラットフォーム(NNTP)がサポート期限を過ぎた旧バージョンの「Microsoft Exchange」上で動いていることに警告を出していた。スパムやトロールの温床となっており、同期が難しくなっているという。Microsoftは同時に、最新のウェブベースのフォーラム機能として一元的なコンテンツ検索や指定専門家による貢献を強調している。
情報筋によると、Microsoftは段階的なアプローチをとり、まずはニュースグループへのトラフィックを減らすとのことだ。専用のNTTPリーダーを利用するユーザー向けには、移行を容易にするブリッジクライアントを提供するという。
アップデート:Microsoftはわたしがこのブログを掲示した後、NTTPニュースグループのニュースを認めた。以下が同社代表者からの声明文だ。
米国時間6月1日より、Microsoftは段階的にニュースグループを閉鎖し、アクティブなニュースグループユーザーをMicrosoft Answers、TechNet、MSDNなどのリニューアルしたMicrosoftフォーラムに移行するのを支援していく。この決定は、最高のコミュニティとサポートリソース、エクスペリエンスを顧客に提供するというわれわれの方針に基づくものだ。最新のフォーラムはソーシャル機能と特徴を備え、ユーザーのフィードバックやニーズに応じることができるだろう。
4日のオンラインミーティングでもう1つ気になっていることが、「TechSupport Marketplace」に関して新しい情報があったかどうかだ。TechSupport Marketplaceは、Microsoft Answersの補完となり、Microsoftが2009年末にテストを開始したプログラムだ。オンラインの技術サポートフォーラムで、/story/有償の“独立コンサル”による支援を得られる。
NNTPの段階的廃止は、全社レベルで進めているソーシャルネットワークへの強調を示す動きに見える。その一方で、古いフォーラムが恋しいというユーザーもいるのだろうか?
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ