Computerworldはウェブホスティング会社C I Host Inc.の事件についての記事をまとめ、同社のデータセンターがどのように強盗にあったかを詳しく述べた。深夜勤の技術マネージャーは、強盗がコンピュータ機器を盗んでいる間、人質に取られていた。
この話の要点はあまりにも明らかだ。データセンターは、思っているほど安全ではない。
データセンターは確かに物理的なセキュリティに注力しており、われわれの多くは情報セキュリティとはハッカーとの戦いであり、このスパイ同士の戦いには暴力は入り込まないものだと思っている。この見方は間違いかも知れない。
C I Hostの最高経営責任者(CEO)であるChristopher Faulkner氏にとっては、この事件はセキュリティがどのように変わっているかを示す、目を覚ましてくれる出来事だった。一般的に、データセンターには金属探知機や爆発物探知システムは備えられておらず、物理的なセキュリティは中心に据えられていない。
この話は確かに読む価値のあるものだが、一番学ぶべきことは、企業の物理的セキュリティと情報セキュリティのポリシーも変わるであろうことは時間の問題に過ぎないということだ。データセンターの物理的なセキュリティについて心配するのは心配性に過ぎるかも知れないが、本当にその危険を冒したいだろうか。もし単に押し入っていくつかのサーバーを奪ってこれるなら、データセンターをハックして侵入したりするだろうか?
究極的には、IT企業はデータ保護と建物全体に設置された監視カメラと物理セキュリティを統合した1つのセキュリティ監視卓を持つところまでいく必要がある。これらの事件は、情報セキュリティと物理セキュリティの併合を加速するかも知れない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ