Microsoftに続いてAppleもパッチを公開した。今回のアップデートは、Mac OS Xユーザーにとってはかなり深刻な内容となっている。
この記事の執筆時点では、AppleはMac OS Xエコシステムに存在する48件の明文化された脆弱性と、Safari for Windowsに関する1件のコード実行の脆弱性、Java for Mac OS Xに存在する4件のセキュリティに関する問題をカバーする、異なる4件のセキュリティ情報を公開している。
Security Update 2009-001はかなり巨大なもので、ClamAVやfetchmailなどのいくつかのオープンソース実装を含む幅広いコンポーネントに存在するセキュリティホールに対するパッチを提供している。
(参照:How does Apple get away with this badware behavior?)
これはすべてのMac OS Xユーザーにとって優先度の高いパッチであり、ソフトウェアアップデートの警告を見たらすぐに適用すべきだ。詳細については、このアドバイザリに記述されている。
読者がWindowsユーザーであり、自分のマシンにSafariがインストールされている場合は、この警告に注意して欲しい。これは、Windows XPとWindows Vistaをコード実行の危険にさらすものだ。
- Safariのfeed:から始まるURLの処理に、入力内容の検証に関する複数の問題が存在する。この問題は、ローカルセキュリティゾーンで任意のJavaScriptの実行を可能にするものだ。このアップデートでは、feed: URLにに埋め込まれたJavaScriptの処理を改良することによって問題を修正している。
(参照:Pwn2Own hacker contest targets browsers, smart phones)
Appleはまた、Java for Macに関する4件のセキュリティ問題を修正するアップデートも公開している。
- Java Web StartとJava Plug-inに複数の脆弱性が存在する。そのうちもっとも重大なものは、信頼できないJava Web Startアプリケーションおよび信頼できないJavaアプレットが昇格した権限を獲得することを可能にするものだ。悪意を持って作成されたJavaアプレットを含むウェブページを閲覧することで、現在のユーザーの特権で任意のコードを実行される可能性がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ