• メールアドレス:
  • パスワード:

ヤフーの大株主がMSを支持する可能性--両社の株を持つ機関投資家がカギ

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com)
翻訳校正:藤原聡美、矢倉美登里、吉武稔夫
2008/02/19 19:53

 Yahooは、Microsoftからの買収提案に対し、買収額を増額するよう求めているが、問題は、Yahooの大口投資家の多くはMicrosoftの株式も保有していることだ。

 さらに、彼らのうち、Microsoft株をより多く保有する投資家が多数いることが、かなり高めの買収額を求めることで投資家の加勢を得ようとするYahooの取り組みを損なう可能性がある、とRiskMetrics Groupは米国時間2月15日のレポートで述べた。実質的に、こうした大口投資家たちに対し、自らの利益に反する方に賭けろと要求するようなものだからだ。

 RiskMetricsのM&A調査担当責任者であるChris Young氏は、次のように語る。「これはYahooが受けているプレッシャーだ。Yahooの投資家が保有するMicrosoft株がYahoo株より少なければ、プレッシャーも違うだろう」

 たとえば、Yahooへの最大の投資家、Capital Group傘下のCapital Research Global InvestorsとCapital World Investorsが2007年12月31日時点で運用していた株式は、Microsoft株が5億2360万株に対し、Yahoo株は1億5480万株だった。

 T. Rowe Priceは、Yahooの大口株主ではトップ10にランクインしているが、やはり2007年12月31日時点で保有していた株式は、Microsoft株が1億3650万株に対し、Yahoo株は2280万株だった。

 RiskMetricsによると、Yahooに投資している機関投資家の90%がMicrosoft株も保有しているという。また、Yahooに投資する機関投資家のトップ20社のうち15社が、Yahoo株よりMicrosoft株を多く保有している。

 「ISS Governance Services」も運営するRiskMetricsは、年金基金、ヘッジファンド、投資信託会社など多様なクライアント1900社に委任状に関するアドバイザリーサービスを提供している。

 プロクシーソリシター(委任状勧誘・回収業者)の説明によると、投資会社の中には、Fidelityのように、各ポートフォリオマネージャーが、会社全体としてのアプローチに従うのではなく、各自が担当するファンドの株に個別に委任投票することを認めているところもあるという。結果として、Fidelityのファンドには、合併に関してMicrosoftを支持する票により重きを置くものがある一方で、Yahooを支持する投票を行うものもある。

次へ »
キーショートカット:  b - 前のページ n - 次のページ
バックナンバー
関連記事
この記事を読み解くキーワード:
買収合併
ZDNet用語検索
企業情報
キーワード
関連ホワイトペーパー
関連製品

企画特集

ZDNet Japan Green ITZDNet Japan Green IT
洞爺湖サミット目前!環境に配慮したGreen ITとは?
Techno ExchangeTechno Exchange
全体最適化で進めるCTCのグリーンIT戦略
今知るべき仮想化情報今知るべき仮想化情報
インフラからアプリケーションまで、これを知らずに仮想化は語れない
DELL連載第4回〜「Microsoft System Center」DELL連載第4回〜「Microsoft System Center」
PowerEdgeサーバに最適な運用管理ソリューション後編
「未来の、その先」をどう提言していくか「未来の、その先」をどう提言していくか
クラウドコンピューティングが導く新しいシステム
ブログ RSS Feed
洞爺湖と環境と私
裏方の裏方日記〜日々是広報 2008/05/20 12:57
プロがなぜ、二次創作を願うのか--Gacktが歌い、三浦建太郎が描く「がくっぽいど」
ミュージシャンのGacktさんと漫画家の三浦建太郎さんという2人のプロが参加しながらも、ユーザーが自由に作品を公開できるという歌声合成ソフト「がくっぽいど」。この開発経緯を開発元に聞いた。
iPhone、月額通信料金は7280円からに--ソフトバンクモバイルが発表
UPDATE ソフトバンクモバイルはiPhoneの通信料金プランを発表した。月額980円のホワイトプランに、データ定額制プラン「パケット定額フル」、「S!ベーシックパック(i)」をあわせ、月額7280円からとなる。
ジョブズ氏引退後のアップルを考える
カリスマ的な創業者が社を去った後、会社の業績が低迷する事例は、ハイテクだけでなく、さまざまな業界で見られる。アップルは「ジョブズ氏後」に備えているのかどうか検討する。